| JOURNAL | 2017.04.25

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寺島拓篤のイラストリテラシー 第11回|恋するイラストレーション


その道の匠・三輪士郎さんのもと、初めての「キャラクターデザイン」に挑戦した寺島さん。「もし、自分が恋愛ゲームを作るなら……?」と、めくるめく妄想の中、生まれた学園ファンタジーもののヒロイン。今回は、この“美術部女子”の設定を使った「ライトノベルの挿絵」を描いていきます!


てらしま・たくま12月20日生まれ/石川県出身/アクセルワン所属/主な出演作品は「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ(一十木音也)、「アトム ザ・ビギニング」(お茶の水博志)ほか。3rdアルバム「REBOOT」発売中

寺島拓篤公式pixivアカウント
「イラストリテラシー」で描かれたイラストはこちら!
http://www.pixiv.net/member.php?id=18023701

イラストコミュニケーションサービス[pixiv(ピクシブ)]
http://www.pixiv.net/
pixivとは「お絵かきがもっと楽しめる場所を作ること」を理念に2007年に開始されたイラストコミュニケーションサービスです。

使用ペンタブレット
Cintiq 27QHD(寺島)
Wacom MobileStudio Pro 13(三輪)
提供:株式会社ワコム

撮影山口宏之
スタイリング青木紀一郎
ヘアメイク中本沙織(アートメイク・トキ)
キツカワトモ



彼女たちが生きる“物語”とは?

前回、自分の描きたいキャラクターのポイントをしっかりイメージしながら絵にしていくところが重要だと学んだ寺島さん。髪型はもちろん制服のデザインから靴下の長さ、靴までこだわり抜いた結果「我ながら可愛くできた」と大満足の出来です。さらには、笑顔も怒り顔も表現できる「ジト目」キャラの可能性に気付いたそう。


一方、隣でさらさらと筆を動かしていた三輪さんが描いていたのは……。「お、おでこキャラだーーっ!」。同じコンセプトで制服からデザインし、ライバル校の女の子となりました。「前髪が短いキャラって気が強そうでいいですよねー、同時にちょっと幼さも出るんだよなー」と、寺島さんのマニアックなまなざしが光ります。ポイントのひとつが、ニーソックス。普通の縞模様を斜めにするだけで、ひと味違う雰囲気に!


この女の子たちが、どんな世界で、どんな日々を過ごしているのか――? ライトノベルの挿絵を描くつもりで「日常」を切り取ったイラストを描きます。


フィギュアで作るリアリティ

寺島さんのキャラが美術女子なら、三輪さんのキャラは理系女子。どんな魔法を使うのかなど、さらに設定が広がっていきます。立ち絵からポーズをつけていくステップで役に立つのが、前回も話題に上がったアクションフィギュア。「自分の趣味を満たしつつ、実用的でいいですねー」。そんな寺島さんも、お家のデスクには大好きなキャラクターのフィギュアを飾っているそう。「自分の楽しい作業環境にしなきゃね。効率も変わってきますから!」。


この女の子は地べたに座ってキャンバスに絵を描くということで、フィギュアを動かしながらポーズを考えていた寺島さん。「女の子座り……いや、片膝立て……あわよくばワンチャン……はっ! だから(パンツが見えないように)スパッツを履いているのか!」と、趣味で履かせていたスパッツに正当な理由を見出した瞬間でした。

三輪さんが実際に挿絵を描くときの流れも教わりました。「まずはポーズをつけたラフ絵を提出して、編集さんのオッケーが出たらそれに肉付けしていきます。どういう構図なのかを相手に伝えることが大事。この絵の場合は『キャンバスに絵を描いています』と注意書きをすればいい。『何かすごい魔法を使っています』と描いてごまかすこともあるけど(笑)」


キャラデザは見た目だけ100%……では足りません


ここで、自分のデザインした衣装がアダになりポーズをつけづらくなるという落とし穴が! キャラデザは、動かすことまで想定して作らないといけません。特にアニメの場合、何人ものスタッフが描くことになるので「簡略化」がポイントになってくるそう。「子供のとき『るろうに剣心』がアニメ化して『髪の線が足りないぞ……?』って思ったんです。今になってみれば理由もわかるんですけどね!」


キャラクター一体に対していくつもの設定が必要になるアニメやゲーム。特に最近のゲームは3Dモデルを作るため、かなり細かい要求がされるそう。「ブレザーを脱いだらどうなるのか?」「ベストは?」と、うわべの見た目だけでは済まされないキャラデザの奥深さ……!


匠が語る、キャラクターへの思い

寺島さんがポーズを描くのに苦戦していると、三輪さんは「自分の腕をコンパスと考えて、手首をなるべく動かさない」といった実践的なアドバイスをポンポンと投げてくださいます。寺島さんの「誰か膝を見せてくれ〜〜」という叫びも、けっしてヘンタイ的なものではありません……。


「自分の描いたキャラって子供みたいな気持ちですか?」。数多くの人気キャラクターを生み出した三輪さんにズバリそんなことを聞けるのも、この連載のいいところ。「そうですね。だいぶ思い入れがあります。発表された後も、そのキャラクターを大事にしてもらいたいと思うし、グッズにしてもらえるとめちゃくちゃうれしいです」。


成長の成果に、師匠も太鼓判!


ついに完成! 寺島さんの手から生まれたキャラクターが物語の中で息づきはじめました。三輪さんも「イイ構図ですね」と絶賛。「人形でも矛盾点が出てくるので、デッサン集なども参考にしながら、いい感じのデフォルメができるようになるとより良いものが描けると思います」。


三輪さんの絵に「カワイイー!」と頬を緩めながらも、しっかり「影」のポイントを指摘する寺島さん。「これがわかるということは、人の描いてる絵の意図が読み取れてるということですよ。どうやら僕のいない半年間もちゃんと勉強していたみたいだね!」と、弟子の成長に思わず感嘆の声をあげる師匠。これなら、もっと高い試練も越えられるか……!? ということで、次回は「表紙イラスト」です!


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ムービー本編(約18分)

寺島拓篤アフターインタビュー
はこちらで!


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