| PICK UP | 2016.11.18

「ドリフェス!」KUROFUNE結成イベントで語られた“声優”への覚悟


熟年夫婦のような(!?)2人の襲来

CDデビューをかけた「ドリフェス!」の前哨戦とも言われるバトルライブで、優勝したのは奏、慎、純哉によるトラフィックシグナルではなく、同じD-Fourプロダクションの新ユニット・KUROFUNEだった――。
そんなKUROFUNEの2人の登場と結成が描かれた第7話。その先行放送の2日後となる11月13日(日)、KUROFUNE結成記念イベントが開催。風間圭吾役の戸谷公人、黒石勇人役の株元英彰、そしてシリーズ構成の加藤陽一が登壇し、第7話の生コメンタリー&キャストトークショーが行われた。


「貴方のためなら即位する」(戸谷)、「お前ら全員、開国だ!」(株元)と、キャラクターのキメゼリフでキャストが登場すると、そこに「俺だけキメゼリフないんですけど……」と恐縮したように加藤が続き、和やかな笑いとともにイベントはスタート。
輝くペンライトや「即位して♡」と書かれたうちわ、そして大きな歓声といった“エール”に包まれながら行われた第7話生コメンタリーは、「見入っちゃうね」と言いながらも、「冒頭の遮断機の警報は、DearDreamへの警報でもある」(加藤)、圭吾ではなく慎がオーディションに選ばれるシーンでは「俺も同じことを言われたことがあります」(戸谷)など、深い話が飛び出した。
アプリゲームでもなじみ深い「君はミ・アモール」のライブシーンになると、歓声とともに、「フッフー!」と完璧なコールが。これには素直に「うれしい」とステージから声が漏れた。


「ドリフェス!」での初アフレコ時の思い出を尋ねられると、「最後のひと言のために6時間くらい待ちました(笑)」(戸谷)、「俺もひと言だけなのに、すっごい緊張してました。いつき役の(太田)将熙くんに『株さんがそんなに緊張してるの初めて見ました』って言われたくらい。周りの声優さんたちもすごくて、(技術を)盗もうと思っても緊張してしまって、まだまだですね」(株元)。また、戸谷は亡き父(戸谷公次)が声優だったことを明かし、これまで声優という仕事には意識的に距離を置いていた部分もあったと話す。しかし、「今回話を聞いたときに、これは親父が『やれよ』って言ってくれているのかなって」(戸谷)。そしてふだんとは違うフィールドの声優という仕事に対し「覚悟はある」と力強く口にした。


キャストトークでは、戸谷と株元はプライベートでも圭吾と勇人のようだという話題になり、「会って1日くらいで、『うん』『ああ』くらいで意志の疎通ができるようになって」と戸谷が言うと、株元が、「あ~……」と歯切れの悪い(?)返事。戸谷がすぐに「違った!?」とつっこむ姿に、加藤も「そのやり取りがすでに圭吾と勇人!」と笑った。実際は、「話さなくてもわかるというか……熟年夫婦みたいです(笑)」(株元)とのこと。



11月23日(水)にはKUROFUNEのデビューシングルリリース、そして放送終了後の‘17年1月8日(日)には「ドリフェス!」2度目となるファンミーティングの開催が決定。ここでのKUROFUNEの歌唱・パフォーマンスにも期待が高まる。「みんなでお芝居するのが楽しみ。でも俺、セリフ少ないんだろうな」(株元)、「俺はセリフ多いだろうな~(笑)」(戸谷)。

写真左から、風間圭吾役・戸谷公人、シリーズ構成・加藤陽一、黒石勇人役・株元英彰

最後のあいさつで「シナリオはもう最後までできています。ここまで楽しんでいただいた皆さんなら、確実に最後まで楽しんでいただけると思いますので、ぜひ12月まで楽しんでいただければと思います」(加藤)と語られたように、物語はすでに後半戦へ。
「ドリフェス!」が見せてくれる最高を超えた先の景色を、楽しみに追いかけたい。



「ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-/君はミ・アモール」
KUROFUNE
11月23日発売
ランティス/LACM-14559/本体1300円+税



TVアニメ「ドリフェス!」
アニメイトチャンネル、AbemaTVほかで毎週[金]22:00~配信中
TOKYO MX、BS11ほかで毎週[金]22:30~放送中
http://www.dream-fes.com/
©BNP/BANDAI, DF PROJECT

三月夜子