| PICK UP | 2021.12.01

あたたかな優しさと光とともに。羽多野渉11thシングル「Breakers」インタビュー

冷川理人役を演じるTVアニメ「さんかく窓の外側は夜」のEDテーマとして、膝を抱えた孤独にそっと差し込む光のような優しさをたたえて作品に寄り添う「Breakers」。そして、自分らしく生きる人を応援するカップリング曲「Heart To Heart」。アーティストデビュー10周年を迎えようとしている羽多野渉の音楽活動に込めた思いが詰まった11thシングルについて、話を聞いた。


アーティストデビュー10周年
記念すべき今だからこそ


――TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」のEDテーマとして制作された「Breakers」は、作品の音楽を担当されているEvan Callさんが手掛け、本編の世界観が色濃く反映されていますね。

羽多野:楽曲を作るときは基本的に自分からイメージを提案させていただくのですが、今回は「さんかく窓の外側は夜」のEDのために生まれた楽曲なので、根幹部分はアニメのスタッフさんにお任せして、僕はボーカルのレコーディングから参加する形になりました。作品のために存在する一部という位置づけで作っていただけて、素敵な試みになったと思います。エヴァンさんには、Elements Gardenに在籍されていたときにTVアニメ「Dance with Devils」で間接的にお世話になっていて、コーラスのアレンジひとつとってもすごく格好いい表現をされる方だと思っていたので、個人的にも嬉しかったですね。


――冒頭からピアノの伴奏に続いて繊細なファルセットが響き、心が震えました。

羽多野:作品に描かれた閉鎖的な世界観からの歌い出しをイメージしたのですが、実は地声で歌うテイクもあって、ファルセットにさせてもらうかどうかは最後まで悩んだんです。でも、あえて不安定な音を選ぶことで、アニメの不思議な視聴感を保ったまま、この世界の表と裏のはざまにあるようなものを表現できるかなと考えました。心霊現象を主軸に置きながらも、家族や友情、人と人との繋がり、生きるということそのものが描かれた作品で、その複合的なテーマを余すところなく歌詞にしてくださっているので、きっと聞く人によっていろんな解釈のできる曲になっていると思います。


――カップリング曲「Heart To Heart」は、自分らしさに悩む人の背中を押してくれるような気持ちの弾む曲です。

羽多野:表題曲がタイアップだと、カップリングが「120% 羽多野渉」な曲になるところがあります(笑)。この曲は、これからの社会や未来へ向けて「多様性を受け入れる」ということをテーマに作らせていただきました。というのも、たまたまNetflixで「クィア・アイ」という番組を見て衝撃を受けているうちに、涙が止まらなくなってしまったことがあったんですよ。「ファブ5」と呼ばれる元気の塊のような方たちが、うまく人生を立ち回れずにいるゲストを内面から改造していくリアリティ番組なのですが、好きという気持ちを他者に認めてもらえたとき、人はこんなにも心から満たされて、自分自身にも優しくできるようになるんだって。僕も、歌を通して、悩める方のメンタルを少しでもいい方向に変えるお手伝いができるのではないかと思い、「ただ素直に生きればいい」というメッセージを歌わせてもらいました。

――好きなものを好きだと叫ぼうというテーマは、羽多野さん自身の活動を通して表現されていることでもありますね。

羽多野:「ファブ5」がみんなを笑顔にしていくバックボーンには、彼ら自身が乗り越えたものがあるんです。だから、自分を否定された人や、うまく自己主張ができない人の気持ちがわかるんですよね。僕もアニメやゲーム、都市伝説について、好きという気持ちを否定しなかったからこそ今の自分があるし、きっと誰の人生にも言えることだと思います。どんな人生であっても出会いによって変えることができると感じられる「さんかく窓の外側は夜」という作品のための、「Breakers」。そして「Heart To Heart」も、アーティストデビュー10周年を迎える今のタイミングで歌うことができてよかったと思える楽曲になりました。


「Breakers」
発売中

アーティスト盤(CD+Blu-ray)EYCA-13468/B 2,530円(税込)
アニメ盤(CDのみ)EYCA-13469 1,320円(税込)

[初回封入特典]
「Wataru Hatano Live 2022(仮)」優先申込券
日程・会場
2022年3月 13日(日)中野サンプラザホール
昼の部:開場14:00 開演14:45
夜の部:開場18:00 開演18:45
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府ならびに自治体の指導により、実施内容を変更・中止とさせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。

羽多野渉 公式サイト
羽多野渉 公式Twitter
羽多野渉 公式LINE
「Breakers」MV

キツカワトモ

  • webNewtypewebNewtype