| PICK UP | 2022.04.01

アーティストデビュー10周年もゴールではなく通過点! 「Wataru Hatano LIVE 2022 -colors-」夜公演レポート

3月13日、東京・中野サンプラザにて、羽多野渉が約2年ぶりとなる有観客ライブ「Wataru Hatano LIVE 2022 -colors-」を開催。ライブ当日に40歳の誕生日を迎えた羽多野は、ファンに祝福されながら、充実したアーティストデビュー10周年イヤーをスタートさせた。本記事では、サプライズで小野大輔がお祝いに駆けつけた夜公演の模様をお届けする。

これまでの彩りを持ち寄った
“通過点”となるライブ


オープニングでは、ステージ上のモニターにこれまでのライブパフォーマンスやステージ袖での様子が映し出され、羽多野のアーティストデビュー10周年を振り返る演出からスタート。ファンがサイリウムを大きく揺らして応えるなか、バンドメンバーが「Heart to Heart」のイントロを奏で始める。やがて「みんな、おかえりー!」と羽多野が笑顔で登場し、昨年11月に発売された「Breakers」のカップリングでもある同曲を、初めてライブでパフォーマンスした。



続く2曲目では雰囲気をがらりと変え、大人の雰囲気が漂うジャジーなサウンドが魅力の「Mach 1.67」を披露。2014年に発表され、羽多野自身も「思い出深い楽曲」と振り返るこの曲を、ダンサーとともに懐かしい振り付けで届けた。



MCを挟み、アコースティックコーナーへ。昨年の誕生日に開催された、自身初となるアコースティックライブでのパフォーマンスからさらに磨きのかかったあたたかな歌声で、「Vivid Junction」「覚醒のAir」「ハートシグナル」の3曲を届けた。


演出も素晴らしく、特に「ハートシグナル」では羽多野が手をかざすのにあわせてステージにライトが点灯し、歌詞にある「あの星」がファンの前に現れる感動的なシーンになった。

後半戦では、黒のジャケットから、「雨空」を思わせるカジュアルなパーカー姿に衣装チェンジした羽多野。


「Breakers」(TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」EDテーマ)、今年2月にリリースしたばかりの「雨空の先は」をライブで初披露した。


続いては、恒例のカバー曲のコーナーに。例年は自身が関わった作品のキャラクターソングをカバーしていたが、夜の部では、小学生の時に出会った「自分の原点」にして、「アニソンってカッコいいな」と感動したという曲をセレクト。TVアニメ「シティーハンター」のEDテーマである「Get Wild」のイントロが流れた瞬間、それまで会場を包み込んでいたしっとりとした空気が一変! サイリウムが期待に揺れるなか、羽多野の力強い歌声が響き渡った。


興奮冷めやらぬまま、客席と一体となって踊る「I'm a Voice Actor」「Sing and Dance!」のターンへ。「Sing and Dance!」では、「WATARUブレード」ことサイリウムを羽多野自身も握りしめ、ノリノリで振りながらダンスを披露。さらに羽多野の合図で客席がウェーブを作るなど、会場が一体となってパフォーマンスを完成させていく。コロナ禍ということでコール&レスポンスはできないものの、羽多野とファンの想いは確かな形となってそこに現れた。


本編ラストの「ナニイロ」でも、羽多野が楽曲に込めた想いを表すように、ファンはサイリウムの色を思い思いに照らして会場を彩る。そのあたたかな光景を前に歌いあげた羽多野は「皆さん、本当にキレイな色ですよ!」と感謝を伝え、大きく手を振りながらステージを後にした。


アンコールではライブTシャツに着替えて登場し、「Never End!Summer!」で夏を先取りして盛り上がった。続くMCでグッズを紹介するはずが、ここでサプライズが発動する。寺島拓篤、佐藤拓也、島﨑信長、江口拓也、浅沼晋太郎からお祝いの動画コメントが寄せられた昼の部に続き、夜の部では櫻井孝宏がモニターに映し出された。新人の頃から親交のある先輩からのメッセージに、羽多野は驚きながらも喜びを爆発させる。と、ステージ袖から聞き覚えのある歌声が……! 


サプライズ第2弾として現れたのは、バラの花束を持った小野大輔だ。「本当に素敵な歌手、声優になったね」と言葉をかけられた羽多野は、こらきれずに熱い涙を流す。さらに小野は「素晴らしい人のファンになりましたね」と客席に語りかけ、客席も大きな拍手でその言葉に応えた。


この日、ラストを飾ったのは、デビュー曲である「はじまりの日に」。これまでの声優人生、そしてアーティスト活動を改めて振り返った羽多野の歌声は、どこまでも真っ直ぐに聴く者の心に届いたはずだ。最後の挨拶では「今日という日はゴールではなく通過点のひとつだと思って、また一歩一歩、歩いて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします!」と新たなる決意を語り、大きな拍手に包まれながらライブは幕を閉じた。


アーティストデビュー10周年となる今年、2月に発売された12thシングル「ナニイロ」(TVアニメ「オリエント」EDテーマ)に続き、3月23日にはMV集「Wataru Hatano Music Clips 2017-2021」を発表した羽多野。2017年から2021年までの5年間の全MVが収録されているほか、制作秘話を詰め込んだオーディオコメンタリーも! この機会に、羽多野のアーティスト活動を彩ってきた珠玉の楽曲たちを振り返ってほしい。

「Wataru Hatano LIVE 2022 -colors-」
2022年3月13日(日)中野サンプラザホール

SET LIST
M1.Heart to Heart
M2.Mach 1.67
M3.Vivid Junction
M4.覚醒のAir
M5.ハートシグナル
M6.You Only Live Once(Inst)
M7.Breakers
M8.雨空の先は
M9.Get Wild
M10.I'm a Voice Actor
M11.Sing and Dance!
M12.ナニイロ
EN1.Never End!Summer!
EN2.はじまりの日に

「Wataru Hatano Music Clips 2017-2021」
発売中
4,000円(税込)/EYXA-13706
<収録内容>
「ハートシグナル」、「KING & QUEEN」、「フワリ フワリ」、「Never End!Summer!」、「Breakers」
・撮りおろしジャケット
・上記ミュージッククリップのオーディオコメンタリー

藤谷燈子

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