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「THE IDOLM@STER SideM PRODUCER MEETING 315 BE@T OF PASSION FESTIVAL!!!」DAY2レポート
心躍る音楽に乗せ、属性別3チームに分かれ選手入場のごとく登場した総勢21名。陸上トラックを彷彿とさせる花道にわたり歌唱する「DRIVE A LIVE」で、準備運動も完了!
属性旗を掲揚し、会場と配信で見守るプロデューサーと気持ちをひとつに開幕を迎えるのだった。
最初のコーナーは、315プロダクションのアイドルたちが、折々でプロデューサーと作戦会議をしながら運動会を楽しむ様が朗読劇で展開する「STORY OF PASSION FESTIVAL」。1日目の内容を継いで、フィジカルチームが1位、インテリチームが2位、メンタルチームが3位という順位で始まった。
「綱引き玉入れ」は、出場者が縄を引っ張りあいながら自軍のカゴへ玉を入れるというかなりのパワーを要する競技だ。手に汗握る戦いは、のちに「小学生のときにこの才能に気づいていたかった」と語った大河タケル(寺島惇太)が他を圧倒。しかし、配信視聴プロデューサーのタップによるポイントが加点されると、まったく玉を入れられていないメンタルチームがまさかの逆転! タケルの「ここで勝っておきたかったが……」というセリフに浮かぶ複雑な心境、良いところのなかったインテリチームの「試合にも勝負にも負けた」というボヤキが笑いを誘った。
そして、できるだけ長くラリーを続ける「ジャンボビーチボール」ではヒートアップして仲間同士ボールのぶつけ合いになってしまっていたペアがいたり、「バーニング!」や「チャオ☆」とお馴染みのフレーズを交えながらの三三七拍子や替え歌で盛り上がった「応援合戦」、プロデューサーのウェーブの速さで競う「応援ウェーブミニレース」などなど、315プロダクションならではの競技が続く。
スケジュールの都合で参加できなかったアイドルたちとも電話を通じてコミュニケーションを取り、四季と圭のような珍しい組み合わせでのやりとりが見られるなど、プロミならではの楽しさが次々と押し寄せる。そんな中、ついに訪れたのは、DAY1も硲 道夫(伊東健人)がランドセルを背負うなどの衝撃を巻き起こした「借り人競争」だ。この日、デビューしてまもないC.FIRSTの花園百々人(宮﨑雅也)が「仲良しの人」として眉見鋭心(大塚剛央)を連れてきたこと、「大切な人」を引いた伊集院北斗(神原大地)が長く苦楽をともにしてきたJupiterの2人に電話を掛けたままゴールしたことは、315プロダクション史にも刻まれる出来事だったのではないだろうか。そうした感動の一方で、まぶたに焼き付いたのは、堂々たるメイド服姿の信玄誠司(増元拓也)である。のちの「信玄は、仲間のためなら恥ずかしがったりしないはず」という増元のコメントにも、演じるアイドルへの深い理解と健闘を称える拍手が送られた。最終種目は、プロデューサーも「チームワークが大切」だとアドバイスする、リレー。お互いに称え合い、火花を散らしながら、ゴールに向かってひた走る。最終的にフィジカルチームが優勝を果たし、属性の面目躍如となった。
しかし、リレーはまだ続く。属性ごと3人1組で大きなスクリーンに映し出されたアプリゲーム「アイドルマスター SideM GROWING STARS」のリズムゲームに挑戦する「チーム対抗GROWING STARSリレー」だ。勝利の鍵は、どこでポーズを押して次のメンバーにつなぐか。その点で、思わぬ笑いの神を招いてしまったのは、実装前の「ANYWHER」をプロデューサーに先駆けてプレイすることとなったインテリチーム。
快調にバトンタッチをしたものの、実はライフが0に近い状態だっため、深町寿成(黒野玄武)が意気揚々と画面に向き合うが否やゲームが終わってしまったのだ。そのおもしろさがハードルになってしまったから、大変だ。メンタルチームはといえば、自信満々の口ぶりだった堀江 瞬(ピエール)と児玉卓也(卯月巻緒)が、自分の番になるや「ムリムリ!」と速攻でパスを回し、なんと宮崎がイントロ段階で登板させられてしまう。まさかのバラエティの洗礼に、たまらず2人を集合させ「だめだよ……」といたいけな声をあげつつも、このゲームを得意とする伊瀬結陸(天峰 秀)に電話してコツを聞いておいたという用意周到な一面を発揮し、見事にやりきって「今日のMVP」と讃えられることになった。
こうなっては、フィジカルチームも普通のプレイで収まるわけがない。振り向いて、DJよろしく会場を煽っていく小林大紀(水嶋 咲)を始め、高得点よりも如何にプロデューサーたちを盛り上げるかに重きをおいたようだった。3チームの合計スコアが目標ラインを超えたため、ご褒美として実装前の3Dライブが披露される。この日は、Legendersの「Time Before Time」。「血が通ってる!」「衣装のひらひらの表現がすごい!」と笠間 淳(葛之葉雨彦)と汐谷文康(北村想楽)が絶賛し、プロデューサーの感嘆を代弁してくれた。
プロデューサーから投稿されたアイドルたちへの応援メッセージをもとに属性別トークを繰り広げた「315プロデューサー会議」を経て、いよいよライブコーナーへ! それぞれのカラーと黒色のコンビネーションが鮮やかな属性別の新衣装をまとい、新曲を披露した。腹の底に響く熱いビートと、拳を突き出す応援団のような振りで赤く燃えるカプサイシン級の元気をくれるフィジカル「RED HOT BEAT!!」。
ラッタッタとおしりを突き出したペンギンダンスで会場いっぱいに笑顔をふくらませていくメンタルの「リトルハピネス」は、しあわせな朝を約束するふかふかのホットケーキ。
遥か天上の青を知るインテリは「ANYWHERE」で巧みにラップを繰り出し、知性ある色気をもってプロデューサーの視線を釘付けにした。
さらに、この2日目だけのサプライズで行われたのが、プロミの恒例となりつつある劇中劇の朗読である。しかも「名探偵アーロンの事件簿 ~チェスピースの指し示す真実~」を冒頭に起き「深緑のGymnasium」「緑陰のGymnasium」を通して、犯人の復讐心に秘められた優しくも悲しい過去を明らかにしていくという豪華3本立てで上演したのだ。
それぞれの役に入り込んだアイドルたちが普段とはまるで違う表情を見せ、互いを思い合う登場人物たちの繊細な機微を表現する姿に心揺さぶられるとともに、ゲーム内では独立して存在していたストーリーのピースを正しくひとつのかたちに収めていくキャスト陣の力量に圧倒された。その果てに主題歌「Stories」を、胸を切り裂く叫びともいえるせつなさで絶唱し、CDジャケットと同じポーズで締めくくった瞬間、感謝ともため息ともつかない拍手が沸き上がった。
「何年か前にスタッフさんと『315プロで運動会のようなものができたらいいですね』と話していたことが、とうとう実現しました。プロデューサー、エンジェルちゃん、エンジェルくん、みんなのちからがあったからこそ、最高の時間が過ごせたのだと思います。これからも315プロのみんなで、一緒に夢を叶えていきましょうね」と微笑んだのは、この日の司会を務めた神原。そして、全員でラストナンバー「Growing Smiles!」。配信視聴プロデューサーの協力によって授与された金メダルを背に、アイドルたちが輝く〝理由〟を高らかに歌い上げるのだった。
汗と笑顔、ときには悔しい顔さえも輝く運動会というステージで、切磋琢磨しあいながら、正々堂々、爽やかに勝敗を競った315プロダクションのアイドルたち。イベント中、ゲーム内新情報はもちろん「THE IDOLM@STER SideM 49 ELEMENTS」シリーズの第一陣として7月20日(水)にHigh×JokerとC.FIRSTの2組が新曲をリリースすることが発表となった。昨年のプロミは会場で見学していたというC.FIRSTのメンバーも含め、さらなる絆を深めた彼らへの期待は高まるばかりだ。
THE IDOLM@STER SideM PRODUCER MEETING 315 BE@T OF PASSION FESTIVAL!!!(DAY2)
●2022年3月13日(日)武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
出演者
フィジカル
濱 健人(木村 龍役)、小林大紀(水嶋 咲役)、古畑恵介(橘 志狼役)、寺島惇太(大河タケル役)、小松昌平(牙崎 漣役)、浦尾岳大(兜 大吾役)、大塚剛央(眉見鋭心役)
インテリ
神原大地(伊集院北斗役)、永野由祐(神楽 麗役)、永塚拓馬(冬美 旬役)、深町寿成(黒野玄武役)、矢野奨吾(岡村直央役)、中島ヨシキ(山下次郎役)、笠間 淳(葛之葉雨彦役)
メンタル
堀江 瞬(ピエール役)、菊池勇成(蒼井悠介役)、増元拓也(信玄誠司役)、中田祐矢(清澄九郎役)、児玉卓也(卯月巻緒役)、汐谷文康(北村想楽役)、宮﨑雅也(花園百々人役)
「アイドルマスター SideM」公式サイト
http://side-m.idolmaster.jp/
「アイドルマスター SideM GROWING STARS」公式サイト
https://sidem-gs.idolmaster-official.jp/
アイドルマスター公式Twitter
@imas_official
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
文●キツカワトモ
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