| PICK UP | 2022.09.21

伊東健人が音楽活動を開始! デビュー曲「真夜中のラブ」インタビュー

「アイドルマスター SideM」や「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」など歌唱を伴うコンテンツで活躍し、ほかにも多くの作品でキャラクターソングを歌う伊東健人。その歌唱力には定評がある彼が、ついにアーティストデビューをすることに。「ゲスの極み乙女」「indigo la End」「ジェニーハイ」など多岐にわたり活躍をする川谷絵音を音楽プロデューサーに迎え、9月21日(水)にデビュー曲「真夜中のラブ」を配信リリースする。

いとう・けんと10月18日生まれ/東京都出身/81プロデュース所属/主な出演作品は、「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」(観音坂独歩)、「ヲタクに恋は難しい」(二藤宏嵩)、「アイドルマスター SideM」(硲道夫)ほか。


自分にしかできないことを


――このたびはアーティストデビューおめでとうございます! まずデビューが決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

伊東:皆さんから「おめでとう」と言っていただくのですが、「ありがとうございます」というよりも、こちらから「よろしくお願いします」と挨拶してまわりたくなるような感覚でした。うれしさよりも、新年の挨拶をするような粛々とした気持ちです。

――音楽活動は視野にあったのですか?

伊東:まったくありませんでした。いろいろなコンテンツでキャラクターソングを歌わせていただき、レコーディングやライブをする経験が増えてきた自覚はあるのですが、自発的にやりたいという気持ちはなかったんです。なので、デビューのお話をいただいた時は考える時間が必要でした。やるのかやらないのか、やるとしたらどんなことをしたいのか……。たくさん考えていくなかで方向性が見つけられたので、お話を受けることに決めました。

――その方向性とは?

伊東:声優アーティストが馴染みのある存在になってきているなかで、ほかの方とは違う、僕にしかできないことを実現したい、ということですね。かといって、アーティストとして自分の世界を表現することで、「声優・伊東健人」を応援してくださるファンの方々をおいてけぼりにはしたくない。その二律背反をよいバランスでやっていきたい、と考えがまとまった時に、音楽活動をやろうという気持ちになりました。

聴く人が主役の楽曲になれば


――川谷絵音さんが音楽プロデューサーをなさっていますが、どういった経緯で川谷さんにご担当いただくことになったのですか?

伊東:僕から、川谷さんにお願いできないかと提案しました。自分で作詞作曲するか、誰かにお願いするか、というところから話し合いが始まったんですが、デビュー曲はサウンドプロデューサーを立ててつくりたいという気持ちがあって。川谷さんに頼めば間違いないと思ったし、シンプルに一緒にやってみたいという思いもあったので、ダメ元でお願いしてみました。OKをいただけた時が、一番テンションが上がっていたかもしれません(笑)。引き受けていただけて、本当に感謝しています。

――「真夜中のラブ」はどのようにつくっていったのですか?

伊東:打ち合わせのなかで、曲調や世界観のイメージなどは伝えさせていただいたんですが、基本的には川谷さんにお任せしました。打ち合わせもスムーズに10分くらいで終わって、これは心が通じ合っていたのかな、と思いました。

――レコーディングはいかがでしたか?

伊東:楽しかったです。普段のキャラクターソングのレコーディングは短いことも多いのですが、今回のレコーディングは時間をかけました。川谷さんもこだわってくださったし、僕なりにもこだわらせていただきました。川谷さんのディレクションのなかで、一番多かった言葉が「惜しい」です。表現方法を自由にやらせていただいたうえで、川谷さんのイメージに届いているかを吟味してくださって、何十回「惜しい」と言われたか(笑)。でも、それは自分でも「あともうちょっとだ」と思っている時だったので、ポジティブにとらえて何度も録り直しをさせていただきました。自分自身の声や歌のスキルに関しては、まだまだだと感じることもあるのですが、今の精一杯は表現できたと思っています。

――「真夜中のラブ」での伊東さんの歌声には、透明感と色っぽさが共存しているように感じました。ご自身はどのような思いで歌われたのでしょうか?

伊東:タイトルからして若々しい青春の曲ではないし、かといって酸いも甘いも噛み分けた大人の曲でもなく、これからも悩んで後悔することだってあるような……僕の年齢的には等身大の曲だと思っています。子供でも大人でもない曖昧さによって、透明感と色っぽさのバランスが取れたのかもしれません。ただ歌詞の世界観的には、聴く人それぞれが主役の曲になればいいな、と思いながら歌わせていただきました。

――最後にKIKIの読者とファンの方々にメッセージをお願いします。

伊東:「真夜中のラブ」を聴いてくださった方、これから聴く予定の方も、本当にありがとうございます。音楽活動を始めたからには続けていかなければと思っていて、間を空けたくないんですよね。気持ち的には2~3カ月に1曲くらい発表したいな……くらいの勢いです(笑)。アプリ(FC)もオープンする予定で、発表の場があるのに更新が遅かったら楽しんでもらえなくなってしまうので、できる限りのことはしていきたいです。「アーティスト・伊東健人」が、応援してくださる方や興味を持ってくださる方がフラリと立ち寄れる〝家〟のような存在になれたらいいなと思っています。


デビュー配信Sg「真夜中のラブ」
作詞・作曲・編曲:川谷絵音

各音楽配信サービスにて配信中
https://A-Sketch-Inc.lnk.to/KentIto_Mayonaka_no_Love

「真夜中のラブ」ミュージックビデオ
https://youtu.be/pBEZc6Zcchw

Kent Ito 真夜中のラブ Release Event "Waves #1"
2022年10月22日(土)
昼公演:開場13:30 / 開演14:30 終演16:00 (予定)
夜公演:開場17:30 / 開演18:30 終演20:00 (予定)
会場:品川インターシティホール
価格:¥7,500 (税込) /(ドリンク代別) ※全席指定
お問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999

Official Music Site:https://ito-kent.com
Music Staff Twitter:https://twitter.com/kent_musicstaff
Official YouTube Channel:https://www.youtube.com/channel/UCwYGaFJxVp-52vFIXaAsdtw

垳田はるよ