| PICK UP | 2017.01.27

“スーパーイヴイヴ”に贈る「Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2016 ~Ⅸ'mas Magic~」東京・両国国技館1日目レポート


クリスマスイヴ×
おれパラ10周年イヴ

「みんなに幸せを届けるサンタクロース。その正体は、誰にも知られてはいけません。でも、今日は皆さんにだけこっそり教えちゃいましょう。そう、彼らは、おれパラメンバーだったのです」。スモークの中からサンタクロースに扮したホストメンバーが登場――するやいなや一瞬にして赤いコスチュームを脱ぎ捨て、スマートなタキシード姿に! テーマ曲「おれパラップ」で「オレ、オレ!」とおなじみのリズムを刻みながら聖夜をエスコート。ゲストの羽多野渉も加わり、5人の華やかな歌声がパーティの始まりを告げるのだった。神戸ワールド記念ホール公演に続く東京・両国国技館公演は、おれパラ初のクリスマス&イブ開催。小野大輔が「“クリぼっち”になんてさせねーぞ!」と熱い言葉を放ち、1万1千人を超える観客を熱狂させた。


一番手の寺島拓篤は、体を動かし、全力で叫び、ライブの楽しさを体感するアトラクションのような楽曲「ビビッドナイトフィーバー!」「0+1」で、しょっぱなから会場のボルテージを最高潮に押し上げる。寺島自身も汗いっぱいになりながら「もっと聞かせて!」と、イヤモニを外して観客の声を受け止めていた。2016年6月のワンマンライブ初日にも着ていた赤いジャケットは、アーティストデビューから5年を迎えた充実の1年を象徴するもののひとつだ。「これまでの人生の中でもトップクラスに嬉しかった」という初タイアップ曲「sunlight avenue」。その跳ねるような歌声は、2017年のツアー、そして3rdアルバムへと続く道を明るく浮かび上がらせるようでもあった。




「You Only Live Once」の胸を打つエモーショナルなイントロの中、フィギュア選手のように華麗なポーズで登場した羽多野渉。観客もスケートリンクを思わせる白と水色のペンライトを灯し、温かなクラップでゲストを迎える。先の寺島のMCを受けて「アニメのタイアップは我々オタクの夢なんです!」と吠え、神戸公演とは異なる“アニソン縛り”のセットリストを展開。熱くロックな「Hikari」では、羽多野の「この国技館に感謝を込めまして!」という号令のもと、丁寧なおじぎのようなヘドバン略して「おじバン」で会場をひとつにするのだった。




すくっと立ち上がるように、ステージ下から現れた森久保祥太郎。その姿は不動の山がそびえるよう。「My order」そして「TRUTH」へと、ほとばしるマグマのごとき情念を湧き上がらせた。人差し指と中指をこめかみに当て、拳銃の引き金を引くような手振りにのひとつにも、歌うことへの覚悟が浮かぶのだった。デビューから20年、つまるところ「社会人の成人」を迎え、ようやく大人になれた気がするという森久保。挑戦も多かった1年の締めくくりに、20代のころの初期衝動をもう一度爆発させ“再デビュー”の気持ちで臨んだという、現在の音楽活動の原点となる楽曲「Ride free」を、ギターを抱いて歌い上げた。




サスペンダー姿もどこかファニーな鈴村健一。誰もが持つ悩みをかくれんぼになぞらえた「HIDE-AND-SEEK」で「みんなで歌ったりしたーい!」と観客ひとりひとりが思い切り叫ぶ瞬間は、1年分の憂さも晴れるような清々しさがあった。歌手活動10年を目前に、アジアツアーなど精力的に活動した1年を振り返り、新曲「NAKED MAN」MVの秘話などを語る。出番を待つ“モンスター”への橋渡しと言って「フランケンシュタイナー」をスタンドマイクでソウルフルに歌う。最後、両腕を広げて客席からのポジティブなパワーあふれるコールを浴びていた「All right」。腰を痛めていたため激しいアクションこそできなかった鈴村だが、全身で音楽の楽しみや生きることのおもしろさを表現してくれた。




大トリを務めたのは小野大輔。キレキレのダンスに、指差しウィンクからのターンもキメキメな「supernova」は圧巻だったが、MCに入ると「メリークリスもーす!」と、いつもの柔和な表情を見せる。おもむろに四股を踏み「I’m おれパラ Human」と流行のネタで笑わせる場面も。「僕にとっての幸せは、間違いなくココにある。皆さんもそうだったらいいなあと思います」。毎年、年が明ければすぐ、次のおれパラに向けて気持ちが動き出すという小野。そんな1年間を春の「ノスタルジア」から最新曲にして冬の「オリオンの夜」へと四季をテーマにもつ曲で表した。移り変わる、ペンライトの景色。今年は会場のちょうど中心、普段は土俵に位置する場所に新たに設置されたステージが目玉となったが、そこに立ち、ひとりひとりの思いが星のように瞬く360度の客席を見上げて愛おしそうに目を細める姿も印象的だった。




アンコールを受けて飛び出してきた4人は、ステージいっぱいに散らばって「United Flag」を歌う。セットとして置かれた大きなプレゼントの箱を開けて「からあげが入っています。ヒロさん、あとでね!」(寺島)「からあげもうスタンバイしてるの!?」(鈴村)というやりとりも、翌日ゲストの下野紘への期待を高ぶらせた。そして、全員で相談しながら作ったという「Ⅸ’mas Magic」がクリスマスプレゼントとして観客に贈られる。「これまではみんなに『一緒にいこうぜ!』とぶつけるような曲だったけど、今回のテーマは『きみとぼく』」と話す小野の横で、指でハートを作り客席に飛ばすような仕草を見せる森久保もチャーミング。白い粉雪が舞う中、4人の優しいハーモニーが響き渡った。



再びステージに招き入れられた羽多野は「居心地のいい畳に座布団の楽屋で皆さんのステージを見ていたら、どんどん現実味がなくなって、まるで夢の中にいるようでした」と、興奮。小野の細かな仕草に泣きそうになったことを話すと、観客から同意の拍手が巻き起こる。「皆さんひとりひとり個性的なカラーがあって、そんな中にゲストとして呼んでいただけて本当に良かったと思いました。ただただ、感謝です!」(羽多野)




「今日明日で9回目を完成させることができると、俺たちの念願の10年目が見えてきます。それもこれも皆さんのおかげです、ありがとう!」(森久保)
「自分がここに立てることを当たり前に思っちゃいけないけど、当たり前になってきている。これってすごいことだな、でも、みんながいないと成り立たないんだな。公演中、あらためてそんなことを感じました。最高に嬉しいひとときでした!」(鈴村)
「今日ってクリスマスイブだし、おれパラの10周年イブだしということで、実はスーパーイブイブなんですよ! そんな日に皆さんと楽しい時間を過ごせて最高に嬉しかったです」(寺島)
「言葉にできない思いを音楽に乗せて爆発できる場所、それが、おれパラです。もとはといえばゲストだったてらしーがトップをきり、ゲストの羽多野くんにバトンを渡し、兄さんたちがそのパワーを増幅して俺に渡してくれて……もう、めちゃくちゃ緊張しました! でも、本当に感謝しています。来年もまた約束の場所で会いましょう!」(小野)


ラストナンバーはもちろん全員による「眠るものたちへ」。別れがたい時の幸福とせつなさを分かち合うように「夢を見るそのために」「僕ら生まれてきたよ」と、幾度となくコール・アンド・レスポンスが繰り返された。25日には、2017年夏に初の野外公演が行われることも発表となったおれパラ。10年目を迎えた彼らの絆は、どんな夢へと結ばれるのだろう!


Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2016 ~Ⅸ'mas Magic~
2016年12月24日(土) 両国国技館
SET LIST

1.おれパラップ(全員)
寺島拓篤
2.ビビッドナイトフィーバー!
3.0+1
4.ソラニ×メロディ
5.DREAM GO AROUND
6.sunlight avenue
羽多野渉(GUEST)
7.You Only Live Once
8.Hikari
9.覚醒のAir
森久保祥太郎
10.My order
11.TRUTH
12.CANVAS
13.Ride free
14.Cloudy sky
鈴村健一
15.brand new
16.HIDE-AND-SEEK
17.CHAPPY
18.フランケンシュタイナー
19.All right
小野大輔
20.supernova
21.ノスタルジア
22.真夏のスピカ
23.キンモクセイ
24.オリオンの夜
~ENCORE~
25.United Flag(ホストメンバー)
26.Ⅸ’mas Magic(ホストメンバー)
27.眠るものたちへ(全員)

キツカワトモ

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