| PICK UP | 2022.12.02

アーティストとしての道も見えてきた――「永塚拓馬 ファーストイベント トーク&ミニライブ」昼の部レポート

2021年10月にアーティストデビューを果たし、「声優だからこそできる表現を」との思いからさまざまな声色で楽曲を巧みに歌い分ける永塚拓馬。その姿はアーティストとしてもファンの心を惹きつけてやまない。今回は2022年11月20日(日)に浜離宮朝日小ホールで行なわれたファーストイベント トーク&ミニライブより、<昼の部>Do Thisのレポートをお届けする。

「永塚拓馬が今いちばん好きな食べ物は?」
〝初代 永塚拓馬王〟に輝いたのは……


昼公演は「これだけのお客さんを見たのは久しぶりかも!」と喜色満面な永塚のひと言でスタート。「僕もあなたを見ていますよ!」と、会場だけでなく配信でイベントを見ているファンへのサービスも忘れない。

イベントはトークパートから始まり、まずはゲストである堀江瞬と小松昌平が登場。堀江は現在進行形で永塚とレギュラー番組をもっているだけあり、「もう(永塚の)顔は見飽きた(笑)」と気の置けない挨拶を見せた。一方の小松は、これまで永塚とあまり交友がなかったとのこと。永塚は小松を「年上の同期」、小松は永塚を「(声優としては)先輩」と思っていたなど、お互いの認識にすれ違いがあることが発覚し、会場の笑いを誘った。

トークパート最初のコーナーは「ガチャトーク」。3人があらかじめ用意したテーマのなかからランダムで1つを選び、出た内容に沿ったトークが繰り広げられた。堀江から「今後の声優人生が一生安泰になる当たり役を演じられるが、それ以外の役は一切できなくなる」のと「当たり役はないが、ちょい役をたくさん演じられる」のはどちらがいい? と問われた永塚は、少し悩みつつも後者を選択。その理由としては「声優になった理由がいろいろな人生を経験してみたかったから」だと語った。


次に、永塚から「もしアーティストデビューするなら、どのような曲をやりたいか」と問われた小松は「僕のIQの高さが前面に出た曲がいい」と強気の回答。しかし、その一例として挙げられたのは「歌詞でなぞなぞを出し、次の新曲でその回答を示すことで答えが気になるファンにずっと応援してもらう」という活動方針で、永塚が笑いながら「IQ、低いな!?」とツッコミを入れる和やかなシーンも見られた。

続いて、永塚に関するクイズをゲスト2名が当てる「クイズ永塚拓馬」のコーナーでは、今いちばん好きな食べ物は「たらこパスタ」、いちばん欲しいものは「執事」、一度でいいからやってみたいことは「海外に行ってシロナガスクジラと一緒に泳ぐこと」など、永塚のさまざまな一面が判明した。クイズは最終的に小松が勝利し、〝初代 永塚拓馬王〟の称号を獲得! とはいえ、小松が1問正解、堀江は正解なしという結果だったので、小松は「戦いが低レベルすぎて誇れない(笑)」と苦笑を浮かべていた。

この日のための走り込みが功を奏し、
キレのあるダンスが披露されたライブパート


トークパートが終了すると、永塚はライブパートの準備のために退場。小松と堀江がその間を繋げた。堀江が「ゲストに小松君の名があるのが意外だった」と話を振ると、小松は自分自身も驚いたと回答。2人はイベントの日が迫るにつれ、こまめに連絡をくれた永塚の心遣いを尊敬したと語り、「ゲストみんなにこれをするのかと思うと、なかなかできることじゃない」と、永塚がトークで見せた明るく無邪気な姿とのギャップを称えた。

準備を終えた永塚が戻ると入れ替わりでゲスト2名が退場し、いよいよライブパートがスタート。1stミニアルバム「dance with me」より、リードナンバーの「dance with me」と本イベントのサブタイトルにも起用された「Do This, Do That」を歌い、歌唱とともにキレのあるダンスを披露した。腕を振り上げたり回転したりという動きを見せるたびにオーバーサイズ気味のトップスがひるがえり、ファンを魅了する。衣装はデザイナーの原田幸枝によるもので、永塚のこうしたダンスパフォーマンスを見越して「いつもよりワイルドな衣装にしましょう」と提案されて用意されたのだという。


永塚は「この2曲を連続で披露するため、今日まで走り込みをして備えてきた」とストイックな姿勢を笑顔で語ると、ライブ初披露となる2ndミニアルバム「Jewel」収録曲「終電間際、未だ返事はない」と、BUMP OF CHICKENのカバーとなる「メロディーフラッグ」を続けて歌唱。

「メロディーフラッグ」はYouTubeで公開されているオフィシャル動画を見て虜になり、カバーをしたいと思ったのだという。「BUMP OF CHICKENさんは僕が高校生の頃からずっと人気を保ち続けている」と語るその姿には、アーティストしての自身も同じようにありたいという決意も感じられるようだった。

そして2ndミニアルバムのリード曲「Tears Jewel」を歌うとライブパートが終了し、ゲスト2名が再び登場。堀江は「おしゃべりをして、ライブも見られて、なんだか遊びに来たようだった」と笑顔を見せ、小松は「今日1日で(永塚のことが)いっきに好きになった。かっこいいところとかわいいところを一度に両方見せるのはずるいよね(笑)」とコメントした。締めくくりに永塚が「アーティストとしての道も見えてきた」と語り、「いつかは(イベントやミニライブではなく)ファーストライブをやりたい」と強い意志を見せ、イベントは幕を閉じた。

アフタートークではさらなるミニライブも
高橋洋子「魂のルフラン」をカバー!


その後は、S席を購入した来場者のみを対象にしたアフタートークが開催。再び登場した永塚は「〝小松さんと仲良くなろう作戦〟がうまくいってよかった」と少し照れくさそうに語りながら「トークだけではなんだから……」と、昼の部では高橋洋子のカバーとなる「魂のルフラン」、そして2ndミニアルバム収録曲の「エール」を披露した。


「魂のルフラン」を選んだ理由は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」を見て惹かれ、さらに男性がカバーしている例がほとんどないことに気がついたからだという。昔のアニメを見るのが最近のブームだという永塚は、同作品を見て先輩方の演技に圧倒されたそうだ。かつての名作に触れることが、アーティストとしての活動のみならず、声優としての活動にも大きな刺激を与えているのがうかがえた。

「永塚拓馬 ファーストイベント トーク&ミニライブ」<昼の部>Do This
2022年11月20日(日)東京・浜離宮朝日小ホール

SET LIST
M1.dance with me
M2.Do This, Do That
M3.終電間際、未だ返事はない
M4.メロディーフラッグ(BUMP OF CHICKEN カバー曲)
M5.Tears Jewel
<アフタートーク>
M6.魂のルフラン(高橋洋子 カバー曲)
M7.エール

蚩尤