| PICK UP | 2022.12.23

今、この瞬間生まれるつながりに感謝してーー梶原岳人2nd ONE MAN LIVE、Acoustic Live & Birthday Event「ロードムービー」

アーティストデビュー2年目にして、2ndミニアルバム「ロードムービー」をひっさげての2daysライブを竹芝ニューピアホールで行った梶原岳人。11月26日(土)の2ndワンマンライブ(夜公演)、そして誕生日前日となった11月27日(日)に行われたアコースティックライブ&バースデーイベント(夜公演)の様子をレポートする。

曲に込めた想いを饒舌に語り
ホールの隅々まで歌声を響かせて



「この日を楽しみにしていました。やっぱりライブはいいですね」。
デビューシングル「A Walk」でステージに登場し、続けて2ndミニアルバム「ロードムービー」の冒頭曲「海のエンドロール」、続けて「君と僕と、僕たちのキセキ」を爽やかに歌い上げた梶原岳人のMC第一声は、再びファンとの交流の時間を持てた喜びにあふれていた。
通常のステージに加えて、ホール中央にT字型の花道が設けられた竹芝ニューピアホールの会場は、客席との距離が近く、雰囲気はまるでライブハウス。特に「海のエンドロール」では、ブルーの舞台照明と客席で揺れるブルーのサイリウムが、さざ波のように見える幻想的な空間が生まれ、梶原の切なげな歌声がより胸に響く、すばらしいステージを見せてくれた。だからこその、冒頭の言葉。約1年ぶりとなるワンマンライブへの意気込みが、ストレートに伝わってきた。


披露した曲は、9曲+アンコール1曲。こまめにMCをはさみ、曲作りの中で感じたことや歌を通して伝えたかった想いを語る梶原。「デビュー当時は口ベタだったんですが、いっぱいしゃべれるようになりました」と照れくさそうに言う姿に、会場から温かい拍手が。歌だけでなく語りでも聴かせるステージパフォーマンスで、ライブが進むごとに会場の一体感が増していく。


「魔法が解けたら」では、高校のバンド時代から憧れていた〝ギターヴォーカル〟に挑戦。難しかったけれど楽しかったと屈託なく笑い、「橙」ではオレンジ色のサイリウムに包まれて熱唱し、「Funny Bunny」からあっという間にラストの「色違いの糸束」に。今回は生バンドではなく音源を使用してより歌に集中できたこと、そして客席のレスポンスが良くて、楽しくて気持ちが良かったと語り、花道を歩いて客席の隅々まで視線を向けて、感謝の言葉を繰り返しながらいったんステージを去った。もちろん、客席の熱は冷めやらず、どこからともなくアンコールの拍手が沸き起こり、その拍手に促されるように再びステージに戻って来た梶原。「今日のステージを忘れないように、また逢えますように」という願いを込めた「わすれないように」を歌い上げ、初日の幕を閉じた。

ようこそ僕の部屋へ……
生バンドと弾き語りで魅せたBirthdayライブ


2日目のライブの目玉は、タイトルにある通り生バンドの演奏。キーボードとギターがセットされたステージには、あちこちにロウソクのような小さな照明が飾られていて、1日目とは違う「お部屋感」の演出。ステージの呼び込みは1日目と同じく梶原さん本人の声でしたが、客席からヒソヒソと「生でしゃべっているのかな」といううれしそうな声といっしょに拍手が起き、客席側の心の準備も万端な様子。


キーボードのピアノ音で始まったのは「otona」。オレンジ色の照明と客席のブルーのサイリウムの美しいコントラストに会場が染まり、音楽に合わせた手拍子でステージと客席が一体となって音楽を楽しむ。1曲目でこのノリに、梶原も「サイコー!」と大喜び。続けての「海のエンドロール」では、ブルー一色になった客席のサイリウムが揺れるのを眺めて「いい景色」と感慨深げにもらしていた。
「リハーサル通り動くのではなくて、自分たちや会場の呼吸で変えていけるライブ感が楽しい」と、昨日にも増してうれしそうな笑顔で語る梶原。よりリラックスしているのは、ステージに仲間がいるからだろう。バッグバンドは、1stソロライブにも参加したギターのショウマと、キーボードのソウスケ。楽屋ではおしゃべりで盛り上がったそうで、そんな仲良しグループの雰囲気がそのままステージにも反映されているようだった。


客席も梶原のお誕生日をいっしょに祝い、楽しみたいという気持ちがあふれており、3曲目の「色違いの糸束」ではひとりひとり違う色のサイリウムを灯します。そして、原曲の壮大な雰囲気とは違い、少ない楽器でシンプルに「コンプレックスが宝物に変わる瞬間がある」という想いを伝えたかったという言葉通り、色とりどりのサイリウムの光を眺める梶原が、しっかりとファンの想いを受け止め、感謝の気持ちを歌声に乗せて返しているんだと、素直に感じることができた。
梶原が大ファンだというSaucy Dogの石原慎也が作詞作曲した「魔法が解けたら」は、「小さなバンドでやることで、大事に歌いたい」と、T字型の花道の最先端に座り、スポットライトを浴びながら熱唱。大好きな人との別れを綴った歌詞を、切なくしっとりとした甘い声で語りかけるように歌う様子に、会場全体がうっとり。曲が終わると大きな拍手がおこり、客席とステージの距離がぐっと縮まった。


ここでバースデーライブならではの企画として、映像で1stライブを振り返り。お気に入りシーンでは「ジャスミン」を挙げて、コード感がオシャレと絶賛。そして、緊張しすぎてバンドの紹介時間にメンバー紹介を忘れていたことも取り上げられるなど、思い出話に花が咲きました。事前に募集した質問に梶原が直で答えるなど、ファンとの交流をひとしきり楽しんだ後は、お約束のバースデーケーキが登場し、みんなの祝福を受けてとてもうれしそう。


2日目のセットリストはカバー曲がセレクトされており、「Simple/Mr.children」と「紫陽花」の2曲をそれぞれ思い入れたっぷりに歌った梶原さん。ラスト2曲は、2ndミニアルバム「ロードムービー」にも収録されている「ぼくらのメロディ」と「わすれないように」のAcoustic Guiter Ver.を生で披露し、大きな拍手を浴びた。


最後の挨拶で「気持ちも歌も乗せきった」と満足気に語った梶原。今年のステージはこれで終わりではなく、12月24日(土)の「アニメJAM2022」で、TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』、映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』のトークに出演、アーティストとしてもLIVE出演が決まっている。「来年はもっといろんな場所で皆さんにお逢いしたいです」。その言葉どおり、今後の活躍も楽しみだ。

梶原岳人2nd ONE MAN LIVE 「ロードムービー」
11月26日(土) (夜公演)  竹芝ニューピアホール

SET LIST
M1.A Walk
M2.海のエンドロール
M3.君と僕と、僕たちのキセキ
M4.otona
M5.ぼくらのメロディ
M6.魔法が解けたら
M7.橙
M8.Funny Bunny
M9.色違いの糸束
M10.わすれないように

梶原岳人 Acoustic Live & Birthday Event 「ロードムービー」
11月27日(日) (夜公演)  竹芝ニューピアホール

SET LIST
M1.otona
M2.海のエンドロール
M3.色違いの糸束
M4.魔法が解けたら
M5.Simple/Mr.Children
M6.紫陽花
M7.ぼくらのメロディ
M8.わすれないように

梶原岳人 / 『魔法が解けたら(Acoustic ver.)』
Music Video:https://youtu.be/Ed5mLZEs8Pw
配信::https://avex.lnk.to/MagicKG_AGver

梶原岳人 / 2nd mini Album「ロードムービー」』
配信:https://avex.lnk.to/KG_2ndfull
購入:http://avex.lnk.to/KG2ndminiAL_roadmoviebuybuy
詳細:https://avex.jp/kajiwaragakuto/discography/detail.php?id=1019249
試聴動画:https://youtu.be/VIkR28G56-o

ナカムラミナコ