| PICK UP | 2023.02.09

新たなアイドルプロジェクトが始動!『レモンスカッシュスコア』戸谷菊之介・安田陸矢インタビュー

7人の原石がトップアイドルを目指す新プロジェクト『レモンスカッシュスコア』。人口のほとんどがアイドルファンという〝アイドル戦国時代〟で、またひとつ新たなグループが誕生するところから物語はスタートする。「半年後のデビューライブを満員にできなければ解散」という前途多難な条件に挑むのは、戸谷菊之介、安田陸矢、永塚拓馬、白井悠介、石谷春貴、住谷哲栄、土岐隼一らが演じる7人の研究生アイドルたち。さらに名だたるクリエイター陣がそろい、脚本を内田裕基氏、キャラクターデザイン(原案)を一為(Kazui)氏、楽曲制作をHoneyWorks、ゆうゆ氏らが手がける。先日公開されたボイスドラマEpisode.0もさっそく注目を集めるなか、結城日向役・戸谷さん、高松悠生役・安田さんに収録時のエピソードや今後の意気込みをうかがった。


とや・きくのすけ(左)11月30日生まれ、東京都出身。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。出演作品に「チェンソーマン」(デンジ)、「ウインドボーイズ!」(清嶋桜晴)「UniteUp!」(清瀬明良)など

やすだ・りくや(右)8月19日生まれ、奈良県出身。アーツビジョン所属。出演作品に「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」(万座太子)、「アオアシ」(明神謙五)、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG」(アルジ・ミラージ)など


「声優である僕らにも重なるものがあるなと思いました」



――最初に企画書を読まれた際、どんな印象を持たれましたか?

戸谷:アイドル戦国時代、デビューを目指して多くの人が奮闘しているという設定は、声優である僕らにも重なるものがあるなと思いました。目指す人は大勢いるけど、運に左右されることもあるし、デビューできるのはほんのわずか……。そういった現実の描写もリアルで、共感するところがたくさんあるなと感じています。『レモンスカッシュスコア』というタイトルも、青春とアイドルの爽やかさや酸っぱさが詰まっていて素敵ですよね。

安田:僕はいわゆるアイドルコンテンツに携わるのがほぼ初めてだったこともあり、オーディションの話を聞いた時からワクワクしていました。

――ご自身が演じる役の第一印象と、実際に演じてみての感想は?

戸谷:日向の第一印象は「太陽のように明るくて、自然と周囲を巻き込んでいく子」でした。収録後も印象は変わらなかったんですが、ボイスドラマでの日向はただ明るいだけでなく心のなかで葛藤する姿も描かれていて、とても共感しました。僕自身も「憧れのあの人みたいになりたい」と思いながら頑張ってこられたので、アイドルとしてキラキラしたステージで輝きたいという目標をモチベーションに努力を続ける日向に親近感を抱きながら、大切に演じさせていただいています。

安田:はじめて悠生を見た時は、ちょっとコワモテというか、とっつきにくいところがあるのかなと思っていました。実際に演じてみると、どちらかというと悠生のほうが周囲に振り回されていたり、みんなをまとめる場面もあって印象が変わりましたね。ほかの人のすごいところも認められるし、けっこう素直な一面もあるんじゃないかなと思います。ゲームやチョコレート系のお菓子が好きといった共通点もありますし、演じるたびに距離が近づいていくのを感じてうれしいです。一方で悠生は歌やダンスのスキルが高いので、彼の表現に追いつけるように頑張ります。

戸谷:ボイスドラマの収録の時に陸矢くんの演技力、技術力がすごいのは僕も肌で感じましたし、すごく悠生っぽいなと思いました。

安田:そういう戸谷くんも本当に心のあたたかい人で、太陽みたいな日向にぴったりだなと思います。この作品が初共演になるんですけど、初対面からものすごくあたたかく接してくれたんですよ。僕はどちらかというと初めましての人には壁を作りがちなタイプだったので、ありがたいなと思うと同時に、そういうところも尊敬しています。

戸谷:うわあ、なんかうれしい。ありがとうございます!

「Chroma7ree」に集まった
個性豊かなメンバーたち



――日向、悠生が所属する「Chroma7ree」は、7人からなるグループです。とくに気になるキャラクターや、個人的に仲良くなれそうなメンバーを教えてください。

戸谷:麻倉瑛都(CV:住谷哲栄)とはゲーム好きという共通点もあるし、作中の日向みたいに仲良くなれるんじゃないかなと思っています。瑛都は性格も朗らかだし、嫌味がない天才なんですよね。

安田:僕は最初にイラストを見たときから、相良理央(CV:永塚拓馬)が素敵だなと思っていました。単純に自分の好みですけど(笑)。悠生役としては、宝生湊(CV:土岐隼一)に「もっと練習頑張れよ!」と言いたくなりますね。彼は自由人ぶりがすごい。

戸谷:そういうグループ内の人間模様も楽しみだよね。グループ最年長の藤堂暁(CV:白井悠介)と、リーダーの橘千紘(CV:石谷春貴)は仲が良すぎだなとか(笑)。

安田:熟年夫婦感があるよね。白井さんと石谷さんのお芝居もあいまって、2人の安定感、安心感がすごいんです。まだ物語が始まったばかりですけど、Chroma7reeのリーダーは千紘以外考えられないなと思います。

――作中にはグループのメンバー以外にも、マネージャーの梅津駿介(CV:岡本信彦)やプロダクション社長の一ノ瀬碧(CV:小松未可子)など個性的な人物がそろっています。

安田:梅津さんと社長のビジュアルは明かされていないので、僕らも見たいなと思っているところです。梅津さんは元アイドルという設定ですし、収録の時に聞いた岡本さんのお芝居からすると、きっとかっこいい……でもちょっとくたびれている感じもあったりするのかな。

戸谷:気だるげな感じとか?

安田:好物です。

戸谷:好物です!?(笑)

安田:社長はだいぶ個性的というか、キャラクターが立っている人ですね。

戸谷:研究生たちの名前をフルネームで覚えていたり、ちゃんと事務所を経営しているんだな、信頼できそうだなと思いました。


――1月26日(木)にはボイスドラマEpisode.0が公開されましたが、収録時の印象的なエピソードはありますか?

戸谷:みなさんとの掛け合いが本当に楽しかったです。ただ僕、当日はものすごく緊張していて、最初のほうはまるっと録り直す感じになってしまったんです。そしたら陸矢くんも付き合ってくれて、そこで落ち着きを取り戻せました。先輩方も待ち時間などに話題を振ってくださり、現場の雰囲気をなごませていただいて本当に感謝しかないです。

安田:僕の場合、事務所の後輩の住谷くんが一緒だったから、そこでちょっと気持ちに余裕があったのかな。あと直前になって知ったんですが、音響監督さんがデビュー当時に参加させていただいた作品のミキサーさんだったんです。少しは成長した自分を見せられたのかなと思うと、うれしかったですね。戸谷くんも言っていましたが、現場の雰囲気もとても和やかでした。ちょっと場が静まった瞬間に、土岐さんが本当にちょうどいい話題をパッと投げてくださるんです。それを石谷さんや住谷くんを中心に話を広げてくれて、僕たちが乗っからせてもらう感じでした。3月に行われる「AnimeJapan 2023」のステージでも、お世話になります(笑)!

今後の展開で楽しみにしていることは「曲」!



――本作はアイドル、アイドル研究生が題材となっています。お2人は、アイドルを応援した経験はありますか?

戸谷:ももクロ(ももいろクローバーZ)さんがずっと好きでした。ライブに行ったりグッズを買ったりしてましたね。

安田:僕は正直、全然詳しくなくて。ただ最近、男性アイドルの方と友達になって、スケジュールまわりの話を聞く機会があったんです。ものすごく忙しくしていて、やっぱりアイドルの世界はステージ裏の密度がとんでもないんだなと感じました。

戸谷:しかもステージは一瞬だもんね。相当大変なんだろうな。

――お話をうかがっていると、声優という職業にも通じるところがあるように感じます。

戸谷:そうですね。声優もお芝居以外に歌やダンス、バラエティなど、さまざまなことに挑戦する機会をいただくことがあるので。個人的にはすごく楽しいです。いろいろな経験をできることもそうですし、スキルが上がると単純にうれしいんですよね。忙しくても苦に感じないというか、むしろうれしいし頑張れるなと思っています。

安田:応援してくださる方からのお手紙だったり、みなさんの存在に支えられているところも同じなのかなと思います。僕自身、昔も今もみなさんの声に救われていますし、ひとりじゃないんだなと感じて励まされてきました。なにより僕らのお芝居が誰かのもとに届いて、心に響いていることがわかると、この仕事をやっていてよかったなと感じます。

戸谷:Chroma7reeがソロアイドルじゃなく、グループなのもよかったなと思います。仲間がいるから、一緒に頑張れるなって。

安田:確かに。僕は上京組なんですが、仲のいい友人たちがいなかったら腐っていたかもしれないなと思っていて。日向や悠生たちにも、仲間を大事にしていってほしいですね。


――今後の展開で期待していること、楽しみにしていることはありますか?

戸谷:これは2人とも一緒の答えだと思います。じゃあ「せーの!」で……

戸谷・安田:曲。

戸谷:待って、待って!? 打ち合わせしてないのに、すごい!

安田:「曲」って、単語まで同じでびっくりした(笑)。デビュー曲ということで、Chroma7reeの顔になるような楽曲になっているんじゃないかなと予想しています。

戸谷:歌だけじゃなく、ダンスも踊ったりするのかな? 僕としてはもう全然やりたいです。そのあたりも楽しみにしています。


――最後に、意気込みのほどをお願いします。

戸谷:『レモスカ』は、本当に素晴らしいスタッフさんたちによって作られています。僕らキャスト陣も、その想いに応えられるよう全力でやらせていただいています。ボイスドラマや楽曲も、これからどんどん公開されていきます。ぜひ〝レモスカ風呂〟に浸かるように楽しんでいただけたら、僕らもうれしいです。応援よろしくお願いします。

安田:ボイスドラマEpisode.0の収録後に戸谷くん、住谷くん、石谷さんと僕の4人でご飯を食べに行く機会があって、そこでも「今後の展開が楽しみだね」という話で盛り上がったんです。このワクワク感を、そして『レモスカ』の輪を、ぜひみなさんと共有していけたらと思っています。楽しみにしていてください。


「レモンスカッシュスコア」
2023年春、CDリリース決定!
公式HP https://lemosqua.com/
公式Twitter https://twitter.com/lemosqua_staff
公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@lemosqua

STAFF
原案=瑞生ねる(マーベラス) 原作=『レモンスカッシュスコア』プロジェクト
脚本=内田裕基 キャラクターデザイン(原案)=一為(Kazui)
楽曲制作=HoneyWorks 、ゆうゆ 他 音楽制作=インクストゥエンター

CAST
結城日向=戸谷菊之介 高松悠生=安田陸矢 相良理央=永塚拓馬 藤堂暁=白井悠介 橘千紘=石谷春貴 麻倉瑛都=住谷哲栄 宝生湊=土岐隼一
梅津駿介=岡本信彦 一ノ瀬碧=小松未可子

(C) LSS Project

【AnimeJapan 2023】『レモンスカッシュスコア』出展決定!

『レモンスカッシュスコア』スペシャルステージ Chroma7ree デビュー記者会見
2023年3月26日(日)9:20~ BLUEステージ

出演者
戸谷菊之介、安田陸矢、永塚拓馬、白井悠介、石谷春貴、住谷哲栄、土岐隼一
※出演者は予告なく変更になる場合がございます。
※ステージイベントを客席で観覧するためには、事前にステージ観覧への抽選応募が必要です。
※ステージ応募権付入場券発売中。販売は2023年2月23日(木)23:59まで。
ステージ応募時期は2023年3月2日(木)10:00~2023年3月9日(木)23:59までとなります。


マーベラスブースではビジュアル展示やプロモーション映像上映も実施!
詳細は【AnimeJapan 2023】公式サイトをご確認ください。

藤谷燈子
撮影SHOTA SOTODATE