| PICK UP | 2023.12.18

「THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~」DAY2:CLAP OUR H@NDSレポート

歓声が解禁となって初めての周年ライブということで、プロデューサーたちの愛も気合いもフルボリューム! アイドルたちは、さらなる進化を遂げたパフォーマンスとサプライズの数々で、9年目の成熟を伝える。「サイコー(315)を超えてサイムー(316)、いやいやサイパン(3180)だ!」と熱いパッションで盛り上がったDAY1「CATCH MY H@NDS」からバトンを受け取ったDAY2「CLAP OUR H@NDS」のレポートをお届けする。

〝サイコー(315)〟なら手を叩こう!
力強く踏みしめた9年目の「通過点」


前説ではいつもの注意事項が告げられるだけでなく、今回のライブには参加できなかったアイドルたちが登場し、コールアンドレスポンスの練習で会場の熱を引き上げる。プロデューサーたちの期待に満ちたクラップが会場を包み込み、やがて黒と白を基調に金色のラインがドレッシーな印象を与える8th衣装「クラッピングチアーズ」に身を包んだ総勢39人が一斉に登場! その人数が一列に並べてしまう広さにも驚かされつつ、オープンしたばかりのKアリーナのステージに立つ姿が誇らしい。「Hands & Claps!」の歌詞の通り「のっけから最高潮」の幕開けだ。


「おまえら気合い入れろ、盛り上がっていくぞー!」。突風のごとく先陣を切るのはHigh×Jokerの「キセキ的 STARRY-TUNE!!!!!」。ともにしてきた時間、感じてきた思いをつないだ星座が輝く夜空の下で、ドラマチックな青春の音を奏でる。続いて、拳と睨みでつながるのは、同じく高校生アイドルの神速一魂の「CALLING」。炎と氷をまとう魂の唱歌だ。一転して、もふもふえんの「もふ・きゅ~と・デイズ☆」では、ぬいぐるみたちが冒険する映像を背にした愛らしいハーモニーに心が洗われた。トロッコに乗ったWの「Watchword」は、晴れやかな笑顔を振りまく。





開演ブザーが鳴り、Café Paradeの5人が恭しく出迎える「Present For You!!!!! ~A day in the Café~」。なんとステージ奥に誂えられた扉からほかのユニットのメンバーたちが次々と来店し、思い思いのひとときを繰り広げているではないか。狩野翔(神谷幸広役)の「真っ直ぐに、Kアリーナに来ればいいだけさ〜♪」というフレーズも高らかに、全アイドルたちが一斉に踊りだすボリウッド映画のような多幸感あふれるステージが展開した。


今回の目玉のひとつとなったのが「みんなで歌おう!SideMメドレー!」という、ユニット曲のサビをメドレー形式で会場一体となって歌うという初めての試みだ。該当のユニット以外のメンバーが口ずさんでいたり、シグネチャーな振りをしている光景も楽しく、これぞ「315」のバラエティパックといえる宴となった。カエール、サタン、にゃこ、キャストたちが連れたマスコットキャラクターたちの共演も微笑ましい。



そして、ひとりひとりが思いをつなぐ前半のソロメドレーへ。急き立てるリズムと激しく照射される光、いったい何が起ころうとしているのかというざわめきに投じられた美しいバイオリンの音。うねる転調さえふわふわとした雲の輪郭をなぞるかのような優しい耳心地で歌い上げ、天上の光を見せてくれた都築圭の「Resonate Blessing」。高校生アイドルらしからぬジャジーなムードを得意のビブラートで乗りこなしていく様に舌を巻いた黒野玄武の「Moon Shape/明鏡止水」。ということで、のちに深町寿成(黒野玄武役)は「本日、人間やめました」と言って笑わせた。難曲つながりといっても過言ではないだろう。だが伊東健人(硲道夫役)は、メガネのフレームを指でクイッと持ち上げながら硲道夫の「Quod Erat Demonstrandum」を涼しい顔で歌い踊る。


スクワットをしながら「ズバリ」と手刀を繰り出す振りはユニークで、ついマネしたくなる。教師による〝証明〟はまだ終わっていないと言わんばかりの生のストロークで、一瞬にしてセンターステージからメインステージへと視線を奪った秋山隼人の「HEAT BEAT “Identity”」。ギターの演奏やファルセットが、若い熱に浮かされた切実さをもって響き渡る。


その健闘を称えるかのようにハイタッチを交わす瞬間に、ユニット結成時の物語をも彷彿とさせた伊瀬谷四季の「ハイパービリーバー!!」。高いテンションの奥に秘めた心の葛藤を力に、体温を感じる歌声を届ける。また古論クリスの「Sail→Light→Sail」で波のごとく打ち寄せる複雑な転調を歌いこなしアイドルとなった内面の変化を伝えると、続く秋月涼の「Yell Song」では誠実さが歌声となって穏やかな凪を生み、ステージを上手から下手へと歩きながら明日への希望に輝く水平を見せた。


後半戦、一度は膝をつきながらも立ち上がり限界を超えていく強靭さで荒野を切り拓いたTHE 虎牙道の「Reflection BREAKERS」。飽くなき追求を果たす彼らの殺陣は、ダンサー扮する黒ずくめの敵が襲いかかるなかで歌いながら戦うという境地に達した。そうして闘いを制し、晴れた心を映すかのようなF-LAGSの「Tricolor Rendezvous」はどこまでも爽やかに、生きとし生けるものの自由を歌い客席にトリコロールの景色をつくり出す。……かと思いきや、一転して会場は月蝕の闇へと覆われ、悪夢とも狂気ともつかない世界へいざなうLegendersの「Eclipse of the Heart」。胸の内に光る希望をセリフで放つ力強さも、彼ららしい。さらにAltessimoの「The Symphonic Daylight」により歌劇は度を増し、運命の出会いを果たした喜びが浄化の光がごとく清らかに歌い上げられると、客席からは「ブラボー!」という喝采にして昇天の声が湧き上がるのだった。




「俺たちが、男極(メンゴク)FIVEだ!」。ファンタジックな高揚から目を覚まさせるリアルな活。渡辺みのり、信玄誠司、硲道夫、山下次郎、葛之葉雨彦という全員30代のアイドルによる大人ユニットが腕を組んで隊形を成して登場したかと思えばトロッコに乗り込み「GO FOR IT!! 」で熱いエールを届けた。


そこへ、突如鳴り渡るドラの音。中華料理メインのファミリーレストランのCМソングを担当することになったというC.FIRSTが、〝お仕事〟をテーマにした新シリーズの到来を告げ、新曲「来来美食」を披露する。茶湧き肉まん躍る映像を背景に、回転テーブルを彷彿とさせる円陣やキョンシーのような振りで魅了していく3人のポップな姿から目が離せない。「みんな、ビックリしましたかー?」。高校生ユニットながらクールな印象を持つ彼らの見せる等身大の笑顔に会場の空気もほころぶ。


そんなC.FIRSTに負けない気迫を見せたのは、ダンサブルなリズムとピンクのレーザービームが乱舞したサイバー感に満ちた空間で、原点のイメージを超越させたS.E.Mの「BeSide Emotion」。彩は「愛笑華!」で「そう! そう! 本当にそう!」の合いの手とコールで会場をひとつにし、歓声が禁じられた長い冬を越えてやっと咲かせた花に微笑む。センターステージでの仲間のパフォーマンスをメインステージから見守っていたFRAMEの「ONE to DREAM!」へとバトンが渡る瞬間も熱い。花道を駆け回る絶対ヒーローたちの真っすぐな思いがくれる安寧。Beitの「MIRROR of TRUTH」では、かつて築いた城が虚像であったかのごとく割れた鏡片のイメージが胸に鋭く突き刺さる。鏡合わせに彼らの表情を映し出す演出も、偽りと真実のはざまへと会場をドラマチックに誘い込んだ。



この日のお当番ユニットCafé Paradeは、全員のソロメドレーから全体曲へとおもてなしのパワープレイ。水嶋咲の「Make up↑ Magic」で〝パピッ〟とかわいく魔法にかければ、神谷幸広の「Journey JOY Blend」で夜のCafé Paradeを開店させ、ヘッドセットで軽やかに踊る卯月巻緒の「GIVE ME × FUSION」でウィンクがキマり、アスラン=BBII世の「暗黒への前奏曲」で雷のごとく痺れる詠唱を轟かせ、デザートには東雲荘一郎の「Sweet Diamant」に甘やかされる。「Smiling Platter!」で背中を預け合い決意の面持ちで遠くを見つめた5人は、トロッコに乗ってハッピーをデリバリーした。


本編を締めるのは、オープニングで披露されたときよりもさらに力強く感じられる「Hands & Claps!」。自由にステージを歩きながらプロデューサーたちと交わすアイドルたちのやりきった充実感が伺える表情がまぶしい。ここで現在、315プロダクションが準備している盛りだくさんの情報が伝えられる。アイドルたちの魅力が詰まったユニット合同ライブ「F@NCOMLIVE」、新CDシリーズと連動したストーリーの始動、さらに来年2月には、パッショナブルリーディングショー第2弾「天地四心伝」が開催されることも明らかになった。


アンコールの声に応え、再び登場したアイドルたち。「まだまだ通過点さ」――。そんな「Take a StuMp!」の歌い出しが実感をもって響くと、プロデューサーたちが次々と叫ぶユニット名のコールにも力がこもるのだった。ユニットごとに行なわれた挨拶では、ともに歩いてきたなかでアイドルと同い年になったという高塚智人(渡辺みのり役)の言葉が感慨深く、深町から榎木淳弥(舞田類役)へと渡されていく「雑バトン」に三瓶由布子(秋月涼役)が崩れ落ちるお馴染みの光景が愛おしくもあり、また、そんな先輩たちにも負けじと「いろんなところを見せていきたい」という「中華ファースト」こと(!?)C.FIRSTの貪欲さに目を細めた。「ここまでプロデュースしてきた自分自身に拍手をしてみてはいかがでしょうか?」というCafé Paradeを代表した狩野の呼びかけに応えて会場がひとつになった場面も温かな感動を呼ぶ。


そして、最後はやっぱり「DRIVE A LIVE」! どんなときも色褪せない原点と未来への希望が〝今〟を映し出していく。こうして全48曲を歌唱した、圧巻の3時間40分。アイドルマスター シリーズの合同ライブで大きなステージに立ったこともきっと糧となったのであろう、進化と覚悟の感じられる周年ライブだった。「事務所」のかたちが変わろうとも揺らぐことのないアイドルたちの輝きとプロデューサーたちの頼もしさ、そこに結ばれた絆の強さを確かめることとなった9年目の新たな〝始まり〟だ。

「THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~」
2023年10月29日(日)神奈川・Kアリーナ横浜
出演者
Altessimo
土岐隼一(都築圭役)
永野由祐(神楽麗役)

Beit
堀江瞬(ピエール役)
高塚智人(渡辺みのり役)

W
菊池勇成(蒼井悠介役)
山谷祥生(蒼井享介役)

FRAME
熊谷健太郎(握野英雄役)
濱健人(木村龍役)
増元拓也(信玄誠司役)


バレッタ裕(華村翔真役)
中田祐矢(清澄九郎役)

High×Joker
千葉翔也(秋山隼人役)
永塚拓馬(冬美旬役)
渡辺紘(榊夏来役)
野上翔(伊瀬谷四季役)

神速一魂
益山武明(紅井朱雀役)
深町寿成(黒野玄武役)

Café Parade
狩野翔(神谷幸広役)
天﨑滉平(東雲 荘一郎役)
古川慎(アスラン=BBⅡ世役)
児玉卓也(卯月巻緒役)
小林大紀(水嶋咲役)

もふもふえん
矢野奨吾(岡村直央役)
古畑恵介(橘志狼役)

S.E.M
伊東健人(硲道夫役)
榎木淳弥(舞田類役)
中島ヨシキ(山下次郎役)

THE 虎牙道
寺島惇太(大河タケル役)
濱野大輝(円城寺道流役)
小松昌平(牙崎漣役)

F-LAGS
三瓶由布子(秋月涼役)
浦尾岳大(兜大吾役)
比留間俊哉(九十九一希役)

Legenders
笠間淳(葛之葉雨彦役)
汐谷文康(北村想楽役)
駒田航(古論クリス役)

C.FIRST
伊瀬結陸(天峰秀役)
宮﨑雅也(花園百々人役)
大塚剛央(眉見鋭心役)

SET LIST
M1 Hands & Claps!(全員)
M2 キセキ的 STARRY-TUNE!!!!!(High×Joker)
M4 もふ・きゅ~と・デイズ☆(もふもふえん)
M5 Watchword(W)
M6 Present For You!!!!! ~A day in the café~(Café Parade)
MC
みんなで歌おう!SideMメドレー!(全員)
M7 Café Parade!(全員)
M8 夢色VOYAGER(全員)
M9 VIVA!!ファミリーリズム(全員)
M10 もっふ・いんざぼっくす♪(全員)
M11 運命光年(全員)
M12 We're the one(全員)
M13 Legacy of Spirit(全員)
M14 情熱...FIGHTER(全員)
M15 Study Equal Magic!(全員)
M16 Tone's Destiny(全員)
M17 MOON NIGHTのせいにして(全員)
M18 バーニン・クールで輝いて(全員)
M19 勇敢なるキミヘ(全員)
M20 JOKER➚オールマイティ(全員)
M21 喝彩!~花鳥風月~(全員)
M22 Fun! Fun! Festa! (全員)
MC
M23 Resonate Blessing(都築圭)
M24 Moon Shape/明鏡止水(黒野玄武)
M25 Quod Erat Demonstrandum(硲道夫)
M26 HEAT BEAT “Identity”(秋山隼人)
M27 ハイパービリーバー!!(伊瀬谷四季)
M28 Sail→Light→Sail’(古論クリス)
M29 Yell Song(秋月涼)
MC
M30 Reflection BREAKERS(THE 虎牙道)
M31 Tricolor Rendezvous(F-LAGS)
M32 Eclipse of the Heart(Legenders)
M33 The Symphonic Daylight(Altessimo)
M34 GO FOR IT!!(渡辺 みのり、信玄誠司、硲道夫、山下次郎、葛之葉雨彦)
M35 来来美食(C.FIRST)
MC
M36 BeSide Emotion(全員)
M37 愛笑華!(彩)
M38 ONE to DREAM!(FRAME)
M39 MIRROR of TRUTH(Beit)
M40 Make up↑ Magic(水嶋咲)
M41 Journey JOY Blend(神谷幸広)
M42 GIVE ME × FUSION(卯月巻緒)
M43 暗黒への前奏曲(アスラン=BBⅡ世)
M44 Sweet Diamant(東雲荘一郎)
M45 Smiling Platter!(Café Parade)
MC
M46 Hands & Claps!(全員)
ENCORE
M47 Take a StuMp!(全員)
MC
M48 DRIVE A LIVE(全員)

「アイドルマスター SideM GROWING STARS」公式サイト
https://sidem-gs.idolmaster-official.jp/

アイドルマスターポータル
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