| PICK UP | 2017.07.28

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斉藤壮馬、“素顔”の1時間――「ボイスニュータイプ No.064」発売記念トークイベントレポート

ボイスニュータイプ No.064」の発売を記念して、今号の表紙と巻頭特集を飾った斉藤壮馬のトークイベントが7/2(日)、都内にて開催された。プレミアムなイベントにふさわしく「呑んだりしてるときも、たぶんこんな感じです」と語る素の斉藤が、撮影現場や連載の裏側をたっぷり語る1時間となった。

撮影田上富實子
ヘアメイク山下由花
藤谷燈子


この夏はいつものメンバーとバンガローに泊まって花火!?

イベント冒頭、スクリーンに映し出されたのは、「KIKI」で無料会員に向けて配信中の「ボイスニュータイプNo.064」撮影メイキング映像。貴重なオフショットや斉藤のコメントを振り返りながら、司会の編集長・角清人が、改めて今号の表紙と巻頭特集の撮影現場の裏側を掘り下げていく。1日がかりの長丁場の撮影で大変だったのではと角が気遣うと、斉藤は「すごく自由にやらせていただいて、現場でもいろんな表情をしていいですよと言ってくださっていたので、長いとは感じなかったです」とにこやかに語ってくれた。


巻頭特集恒例の1万字インタビューの話題では、欄外の「100の好きなもの」に、読者から「こんなに好きなものがあるんですね!」と驚きの声が寄せられたというが、実は斉藤から事前に箇条書きで挙がっていた「好きなもの」は123個(!)だったという事実が明かされる。せっかくなので、今回のトークイベントでは、残念ながら掲載からもれてしまった「好きなもの」をいくつか紹介することに。なかでも「“さ行”の子音が強くて英語の発音がうまそうな方」という項目が紹介されると、「フェチ気味なので、滑舌のかっこいい方が気になるんです。たとえば沢城みゆきさんとか、『91Days』で共演させていただいた山路和弘さんとか……」と、斉藤はアツいトークを展開。そのほか「陰謀論」「チョーキングで音を上げすぎずに、微妙にフラットにしているときのブルース感」「図書館」などが不採用だったそうで、それぞれ斉藤が語るエピソードに、会場は「ああー……」と、不採用も納得(?)のリアクションだった。


角からは、雑誌連載(「健康で文化的な最低限度の生活」)とWEB連載(「つれづれなるままに」)も含めて、お酒の話題が多い印象だという指摘が。斉藤は「お酒を呑めるようになってから外に出るようになったし、年々、人と関わるのが楽しくなってきたなという感じがしますね」と笑顔でうなずき、「最近随所で話しすぎている」という“肉会”の話に。“肉会”こと“若手でご飯に行く会”は、「この仕事を始めるまで本当に友達が少なくて、人と関わることを積極的に避けてきた」という斉藤にとって、「熱く芝居のことを話すときもあるんですけど、それよりもみんなでおいしいものを食べて、楽しく馬鹿話をして、元気をもらえる」場なんだとか。つい先日も、夏に屋形船を貸し切る話が出たものの、貸し切るには人数が足りないということで、代わりに斉藤がバーベキューを提案。すると「中島ヨシキが、『おまえにそんな可能性あったんだな』って(笑)」とほほ笑ましいやりとりを再現しつつ、ほかにもバンガローに泊まって花火をしたいという案が出ていることなどを語りながら「楽しい仲間に出会えてうれしいです」と笑顔を見せた。

エッセイの次は小説にも挑戦したい

笑い声が弾むなか、改めて、斉藤自らが筆をとるエッセイについて。アイデアはスマートフォンにストックし、時にはノートに手書きで、ひとつのキーワードから連想ゲームのように言葉をつなぐことで、あのエッセイたちを生み出しているのだという。「ガガッと書きたいなってときは、お風呂にタブレットを持ち込んでいたりもしますよ。WEBのほうは短いので、スマホで書き終えることもありますね」。さらに「ぼく、スマホ打つのめちゃくちゃ速いんですよ。もう超えてる、何かを(笑)。そういえばガラケー時代から、妹2人に『お兄ちゃん、メールの返信が早すぎる』ってよく言われてました」と、プライベートを垣間見ることができるエピソードも聞かれた。


そもそもの連載エッセイの始まりは「実は文章書くのが趣味で……」という取材中の斉藤のひと言がきっかけだったという。あくまでも本業は芝居だとしつつ、「多くの方がどんどん新しい表現の形を探っているなかで、自分が興味関心のあるものっていったら、やっぱり文章なのかな」という思いがあるのだそう。実際、声優としてデビューする前から日記や小説、歌詞を書いていたといい、斉藤本人は「小説はヤバいタイトルばかりでした(笑)」と振り返る。「『密花』で『ひそか』って読ませるとか、そういう中二タイトルばっかり書いていました(笑)。それこそ1stシングル『フィッシュストーリー』に収録されている『影踏み』と同名の小説も書いていましたね」。また「この場をお借りしてですね、編集長にいつ小説を敢行させてもらえるのかっていうお話を(笑)」と冗談めかしつつ、「もし可能であれば、いずれエッセイをまとめて一冊の本にできたら」と口にした斉藤。角も「いつか必ずやりたいですし、そういうご意見もたくさん届いています」とうなずき、客席からも熱い拍手が起こった。

「おみくじ四兄弟」の現場で起こる“ガチな笑い”

今回のイベントでは、斉藤が次男・文人の声を担当する「おみくじ四兄弟」のピクチャードラマ第5話(文人の誕生日エピソード)も特別上映。「おみくじ四兄弟」は長男・柊を羽多野渉、三男・青葉を西山宏太朗、四男・志季を武内駿輔が演じており、斉藤にとっては所属事務所の先輩、同期、そして後輩がそろう現場でもある。


斉藤は現場の様子を「羽多野パパ、羽多野ママによしよししていただいて(笑)。なかなか同じ事務所(81プロデュース)の4人で一緒にかけあいできる機会もないので、収録は本当に楽しいです」と語り、「毎回、いわゆる芝居上の笑いというよりは、ガチな笑いが起こってしまって(笑)。第5話の収録のときは武内くんがツボに入ってしまって、すごくいい声で笑ってましたね」と、武内の低音ボイスをまね、客席の笑いを誘っていた。

最後のあいさつでは、10年前に声優を志した当時のことを振り返りながら、「まさか雑誌の表紙を務めさせていただくなんて思いもよりませんでしたし、こうして(イベントに)応募してくださったみなさんに直接ありがとうを言える機会があるなんていうことも想像していませんでした」と感慨深げな表情に。さらに当時思い描いていたよりも、実際の声優という仕事はいろんな人との出会いがあるといい、「自分は一生をかけてこの道を歩んでいきたいと思えるような、そんな素敵な日々です。これからもいろいろな形でみなさまに芝居、そして“表現”というものをお届けしていきつつ、一歩ずつ精進していきたいと思います」と語り、会場から大きな拍手が送られた。


本誌連載エッセイも次回(9月25日発売予定「ボイスニュータイプNo.065」)で3年目に突入。これからも、声優・斉藤壮馬の選んだ“表現”を追いかけたい。




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