| PICK UP | 2018.04.06

放送直前!斉藤壮馬&諏訪部順一が語る「ピアノの森」の魅力

ついに4月8日(日)から放送が始まる「ピアノの森」。
「ピアノの森」は、森に打ち棄てられたピアノを弾いて育った少年・一ノ瀬海(カイ)が、交通事故でピアニスト人生を断たれた失意のピアニスト・阿字野壮介や、ピアノの英才教育を受けた雨宮修平との出会いにより、ピアニストとしての才能を開花させていく様を描いた、一色まことによる漫画が原作です。2007年に第12回文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞を受賞しました。

3月5日(月)に行なわれた記者発表に先立ち、主人公・一ノ瀬海役(以下カイ)の斉藤壮馬さんと、カイが通う小学校の音楽教師・阿字野壮介役の諏訪部順一さんへのインタビューが実現。原作の感想や、本作品にかける思いなどを語っていただきました。


心に熱い思いを灯す「ピアノの森」


ーー原作のどんな所に、魅力を感じましたか?

諏訪部:連載当時から原作は知っていたのですが、きちんと最後までは読んでおらず。オーディションに参加するにあたり改めて読んでみたところ、あまりのおもしろさに一気に全巻読破してしまいました。主人公であるカイだけでなく、そのライバルたちにもちゃんとドラマがあって。大きな夢や様々な苦悩を背負ってピアノと向き合う彼らの姿はとても輝いて見えます。自分もまだまだがんばらなくては!と、熱い思いが胸の中にこみ上げて来る、大きなエネルギーを持った作品だと思います。

斉藤:自分も10年前に原作を読んでいたのですが、改めて読み返してみたら、続きが気になって眠れなくなり、2日間徹夜して(笑)、読み終えてしまいました。いち読者、漫画好きとして心惹かれる作品に、声優として関わらせていただけるのがすごくうれしかったです。本作は、いろんなキャラクターを通して、さまざまな心の有り様が描かれていますが、カイと阿字野には切っても切れない関係性があります。カイは阿字野に救われた部分があると思いますが、逆に阿字野がカイに寄り添うことで見えてくる、阿字野の繊細さみたいなものが、すごく魅力的だと思います。それが物語の何本かある軸のひとつかなと思いますね。


——それぞれの役柄で、演じ甲斐を感じた部分はどこですか?

斉藤:複雑な環境に育ち、それでもなおピアノを、音楽を愛するカイの純粋さというか、他の誰かと比べることなく、ただ好きだからピアノを弾くという純粋さに寄り添っていけたらなと思います。

諏訪部:自分が演じる阿字野壮介は、不慮の事故による怪我がもとで思うようにピアノが弾けなくなり、紆余曲折を経て地方の小学校で教師をしています。そこでカイと出会ったことにより、音楽に生きる者として新たな一歩を踏み出します。阿字野は自分のことはほとんど語らない人間ではありますが、その言動に見え隠れする彼が生きてきた人生を、しっかりと表現していけたらと思っています。


——お二人ともアーティスト活動をなさっていますが、アーティストという視点から見たピアノの魅力とは?

諏訪部:自身のプロデュースで音楽を作ってはいますが、アーティスト活動をしているつもりはないので、恐縮ですがそのような大仰な視点はありません。一個人の視点ということで見るピアノは、楽器一台でフル編成のオーケストラとも渡り合える、ひとつの世界すべてを単独で表現できるセンシティブな楽器という印象ですね。ときに穏やかに、ときに情熱的に、喜怒哀楽、振り幅大きくすべての感情を饒舌に語れるような。ピアノに限った話ではありませんが、同じ曲でも演奏者が異なればまったく違う雰囲気になったりするのは本当に面白いですよね。自分も弾けるようになれたらと思うことは多々あります。ピアノ弾けるというだけで、確実に男前度が上がりますよね(笑)。

斉藤:確かに(笑)。僕は、個人的にエリック・サティや、ドビュッシーが好きです。ピアノやクラシックのコンサートは、フラッと聴きに行くような感覚はあまりないと思いますが、この作品をきっかけに、クラシックや生のピアノの音に触れる機会が増えたらいいなと思いますね。僕は6〜9歳のとき少しだけピアノを習っていたのですが、カイが阿字野に「ピアニッシモがすごく大事」と言われたというシーンがあり、僕も同じことを言われたなと懐かしくなりました。幼い頃は、大きい音を出して、大袈裟な表現をしたがるんですよね。でもそれは、演奏だけでなく、芝居にも通じるなと妙に納得して。

諏訪部:そうだね。泣いたり叫んだりエキセントリックだったり、大きく表現しているものを指して演技の上手下手が語られがちだと思うのですが、むしろなんでもないような日常のシーンを静的に演じるほうがはるかに難しいんですよね。

斉藤:ある道を突き詰めていくと、引き算の美学のようなものに辿り着いていくのではと思いますね。諏訪部さんもおっしゃっていましたが、鍵盤のタッチひとつでまったく音が変わるピアニストとピアノの個性をしっかり描き出している原作漫画を踏まえた上で、自分も引き算でいいものを出せたらいいなと。でも究極はやっぱり、足し算も引き算もなくフラットにできたらいいと思います。

諏訪部:極めれば水になる……。

斉藤:それ日本酒の話ですよね(笑)。

「ピアニストも声優も同じ表現者」ということで、キャラクターを演じることでさまざまな重紀を受け取っている様子が伺える、諏訪部さんと斉藤さん。「役者やピアニスト、そして制作スタッフが三位一体となり、全力で取り組んでいる作品。ぜひいろんな人に観てもらい、クラシックやピアノの世界に触れてもらえれば」と思いを語ってくれました。




TVアニメ「ピアノの森」
WEB http://piano-anime.jp/
Twitter ‎ @piano_anime_tv
NHK総合テレビにて 4月8日(日)24時10分より放送開始
関西地方は同日24時50分からとなります。
※放送日時は変更になる場合がございます
STAFF
原作=一色まこと (講談社『モーニング』所載) 監督=中谷学 シリーズディレクター=鈴木龍太郎 シリーズ構成=伊丹あき、あべ美佳 キャラクターデザイン=木野下澄江 美術監督=栫ヒロツグ 色彩設計=吉村智恵 撮影監督=臼田睦 編集=三嶋章紀 音響監督=長崎行男 音楽=富貴晴美 アニメーション制作=ガイナックススタジオ 製作=ピアノの森アニメパートナーズ
CAST
一ノ瀬海=斉藤壮馬 阿字野壮介=諏訪部順一 雨宮修平=花江夏樹 パン・ウェイ=中村悠一 レフ・シマノフスキ=KENN 丸山誉子=悠木碧 ソフィ・オルメッソン=伊瀬茉莉也 カロル・アダムスキ=小西克幸 平田光生=豊永利行 佐賀武士=遊佐浩二 司馬高太郎=家中 宏 一ノ瀬怜子=坂本真綾 雨宮洋一郎=田中秀幸 J=J・セロー=島田敏

©一色まこと・講談社/ピアノの森アニメパートナーズ

撮影後藤利江
中村美奈子

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