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2018.04.24
「夢王国と眠れる100人の王子様」3周年記念イベントレポート
人気アプリゲーム「夢王国と眠れる100人の王子様」の3周年を記念する一大イベント「プリンスパレード」が3月31日に日本消防会館(ニッショーホール)で開催され、王子様たちを演じる10人のキャストと、集まった〝姫様〟たちの特別なひとときが繰り広げられた。待望のTVアニメが、今夏放送されることもサプライズ発表! たくさんの笑顔と喜びにあふれた昼公演のもようをお届けしよう。
オーロラのような白いカーテンが揺れ、蔦の絡まる白い柱が立つ荘厳なステージ。キャストがひとりひとり登場し「王子様」の挨拶を行なったのち、一列に並んで「プリンスパレード」と声を揃えた瞬間は圧巻だ。ゆったりと雲が流れる青空を進む飛空船の映像を背景に、プレシャスな幕が開ける――。そんな「夢100」らしい上品な空気はもちろん、続く自己紹介では、司会の山田ルイ53世とキャスト陣の軽妙な掛け合いが笑いを誘い、会場は、オープニングから何かが起きそうなワクワクした予感に満ちたのだった。
王子様たちと、飛空船の旅へ――
本イベントを貫くひとつの柱となったのは、3編に分かれて紡がれた朗読劇「3周年記念ドラマ ワールドサロン特別編~飛空船に乗って~」。キャスト陣の情感に満ちた芝居により、王子たちの個性あふれるストーリーが展開した。
前編に登場したのは、フロスト、アマノ、アザリー、ウェディ、イヌイ。「自分の国が姫を一番楽しませることができる」と主張する彼らは、アザリーに無理やり連れてこられてしまったサリューシャの国と自国の文化を掛け合わせ、その出来を競うことに……。羊をめぐるやりとりで笑わせながらも、フロストが金の砂に雪を降らせるという美しい情景が浮かぶ一幕となった。
中編で、姫においしい料理をご馳走しようと、フードパークに降り立った王子はリド、スペルヴィア、ギルバート、テオドール、イラ。突然、人気料理ランキングを調べていたテオドール(の端末から飛び出す猫のアバター)が「ニャンダフルランキング~!」と可愛らしくしゃべりだし、一同唖然! ギルバートが「10位で満足するとは恥を知れ!」と叱咤すれば、スペルヴィアは「カロリーも気にしてあげなきゃ」と女性視点のアドバイス。衝突の果てに、彼らが選んだものとは?
フードパークで姫のための料理を選んだ王子たちも、サリューシャのパビリオンへと向かい、後編は全員がステージに登場。誇り高き王子たちの火花を散らす戦いは、やがて、ひとつの願い――「彼女に新しい夢を見せたい」という思いのもと終結していく。ウェディの「あいつにおんなじ気持ちでいてほしいんだ。オレ達といると、すっげェ楽しいってさ!」という素直な言葉が胸を打った。
「夢100」の世界を遊び尽くす!
バラエティコーナーでは「王子様を探せ!チーム対抗 パビリオンDEかくれんぼ」と題し、チーム対抗戦のゲームを行なった。まず、敵チームが「フードコート、競技塔、テーマランド」という3つのパビリオンの中に5人中3人の王子を隠す。そして、回答チームが、客席からの声も聞きつつ、王子たちの出身国や性格をもとに「誰が、どこにいるのか」を当てるというものだ。結局は直感勝負でもあり「ああでもない、こうでもない」と意見を交わし合いながら盛り上がった。自ら戦いには赴きそうにないアザリーが競技塔にいたことがわかると「どう戦うの!?」「羊で!」といったやりとりが繰り広げられるなど、すべてが「夢100」への愛にあふれ、その世界で遊び尽くすようだった。
帰ってきた人気コーナーに、笑いが止まらない!
暗転したステージに学校の教卓や机が運び込まれてくると、客席はザワザワ……。これはもしや!?という期待通り、前回の「プリンスパレード」でも大好評を博したコーナーが再来。新垣樽助演じるフロストの「帰ってきた! 3年夢組……」というリードで、会場中に「フロストせんせー!」という声が響き渡った。もし、王子様たちが学校生活を送っていたら?という、まさに〝夢〟のドラマ企画だ。
給食費を〝忘れた〟グレアムが、探偵部らしく「犯人はこの中にいる!」と言い出したのが、悲劇のはじまりだった。イラは最近、座禅部に入部した。情報部のテオドールは学校の防犯カメラを密かに管理している!?などなど、それぞれの学園生活を感じさせるやりとりが笑いを起こしながら、事件はまさかの様相を見せていく。さんざんツッコミを無視されたフロスト先生も、最後には「お前達は鹿なのか!?」とあきれつつ、何か吹っ切ったかのように、青春を感じる夕陽へと生徒たちを連れて駆け出すのだった。
「映画の国」のビートン兄弟がプロデュースする映画作品という体をとるため、最後にはエンドロールが流れる。今回は登場していない王子たちもさすがの働きをしており、そんな小ネタにも歓声が上がった。
メインストーリー第二部の新情報、そして……! 重大発表続々!
そして、今回のイベントの大きな目玉となったのが「夢100」の今後に関する重大発表。6月より実装されることになったメインストーリー第二部のプロモーション映像には、新たな国「トルークビル」のフレイグ王子(CV:森川智之)を始め、「ユメクイ」を使役するイザーク(CV:三浦祥朗)とルーファス(CV:阿部敦)という、まだ見ぬキャラクターたちの姿が……! 第一部が〝希望と絶望〟という概念的なものをテーマとしたのに対し、第二部では明確な敵が現れ、心のぶつかり合い、キャラクター同士の関係性がより深く描かれることが明らかになった。
フィナーレには、朗読劇に続くかたちで王子ひとりひとりからの甘いメッセージが告げられる。キャストからも3周年の喜びと、さらなる未来へ向けた意気込みが語られ、イベントは終演を迎えた。
しかし、ステージは再び暗転。そこに映し出されたのは……なんと、続報が待たれていたTVアニメ情報! 2018年夏の放送を知らせるとともに、ティザービジュアルが解禁となった。さらに、作品のナビゲーターでもあるマスコットキャラクターのナビを演じる山下大輝からのビデオメッセージも流れ、熱い拍手が巻き起こったのだった。
メインストーリー第二部、そして、ついにTVアニメへ。現在173人を数えるという王子様たちがいざなう「夢100」の世界――。この先の展開が待ち遠しい!
「夢王国と眠れる100人の王子様」
WEB http://www.yume-100.com/
Twtter @yume100prince
「夢王国と眠れる100人の王子様 3周年記念イベントプリンスパレード」
日本消防会館(ニッショーホール)
2018年3月31日(土)
CAST
リド、アルマリ役:赤羽根健治
グレアム、スペルヴィア役:浅沼晋太郎
アマノ役:小林裕介
楓、イヌイ役:佐藤拓也
フロスト役:新垣樽助
ギルバート役:立花慎之介
イラ役:寺島惇太
テオドール役:土岐隼一
ウェディ役:古川慎
アザリー、クレト役:山谷祥生
MC:髭男爵 山田ルイ53世
(C) GCREST, Inc.
文●キツカワトモ
オーロラのような白いカーテンが揺れ、蔦の絡まる白い柱が立つ荘厳なステージ。キャストがひとりひとり登場し「王子様」の挨拶を行なったのち、一列に並んで「プリンスパレード」と声を揃えた瞬間は圧巻だ。ゆったりと雲が流れる青空を進む飛空船の映像を背景に、プレシャスな幕が開ける――。そんな「夢100」らしい上品な空気はもちろん、続く自己紹介では、司会の山田ルイ53世とキャスト陣の軽妙な掛け合いが笑いを誘い、会場は、オープニングから何かが起きそうなワクワクした予感に満ちたのだった。
▲リド、アルマリ役:赤羽根健治
▲ギルバート役:立花慎之介
▲イラ役:寺島惇太
▲ウェディ役:古川慎
▲グレアム、スペルヴィア役:浅沼晋太郎
本イベントを貫くひとつの柱となったのは、3編に分かれて紡がれた朗読劇「3周年記念ドラマ ワールドサロン特別編~飛空船に乗って~」。キャスト陣の情感に満ちた芝居により、王子たちの個性あふれるストーリーが展開した。
前編に登場したのは、フロスト、アマノ、アザリー、ウェディ、イヌイ。「自分の国が姫を一番楽しませることができる」と主張する彼らは、アザリーに無理やり連れてこられてしまったサリューシャの国と自国の文化を掛け合わせ、その出来を競うことに……。羊をめぐるやりとりで笑わせながらも、フロストが金の砂に雪を降らせるという美しい情景が浮かぶ一幕となった。
中編で、姫においしい料理をご馳走しようと、フードパークに降り立った王子はリド、スペルヴィア、ギルバート、テオドール、イラ。突然、人気料理ランキングを調べていたテオドール(の端末から飛び出す猫のアバター)が「ニャンダフルランキング~!」と可愛らしくしゃべりだし、一同唖然! ギルバートが「10位で満足するとは恥を知れ!」と叱咤すれば、スペルヴィアは「カロリーも気にしてあげなきゃ」と女性視点のアドバイス。衝突の果てに、彼らが選んだものとは?
フードパークで姫のための料理を選んだ王子たちも、サリューシャのパビリオンへと向かい、後編は全員がステージに登場。誇り高き王子たちの火花を散らす戦いは、やがて、ひとつの願い――「彼女に新しい夢を見せたい」という思いのもと終結していく。ウェディの「あいつにおんなじ気持ちでいてほしいんだ。オレ達といると、すっげェ楽しいってさ!」という素直な言葉が胸を打った。
バラエティコーナーでは「王子様を探せ!チーム対抗 パビリオンDEかくれんぼ」と題し、チーム対抗戦のゲームを行なった。まず、敵チームが「フードコート、競技塔、テーマランド」という3つのパビリオンの中に5人中3人の王子を隠す。そして、回答チームが、客席からの声も聞きつつ、王子たちの出身国や性格をもとに「誰が、どこにいるのか」を当てるというものだ。結局は直感勝負でもあり「ああでもない、こうでもない」と意見を交わし合いながら盛り上がった。自ら戦いには赴きそうにないアザリーが競技塔にいたことがわかると「どう戦うの!?」「羊で!」といったやりとりが繰り広げられるなど、すべてが「夢100」への愛にあふれ、その世界で遊び尽くすようだった。
暗転したステージに学校の教卓や机が運び込まれてくると、客席はザワザワ……。これはもしや!?という期待通り、前回の「プリンスパレード」でも大好評を博したコーナーが再来。新垣樽助演じるフロストの「帰ってきた! 3年夢組……」というリードで、会場中に「フロストせんせー!」という声が響き渡った。もし、王子様たちが学校生活を送っていたら?という、まさに〝夢〟のドラマ企画だ。
給食費を〝忘れた〟グレアムが、探偵部らしく「犯人はこの中にいる!」と言い出したのが、悲劇のはじまりだった。イラは最近、座禅部に入部した。情報部のテオドールは学校の防犯カメラを密かに管理している!?などなど、それぞれの学園生活を感じさせるやりとりが笑いを起こしながら、事件はまさかの様相を見せていく。さんざんツッコミを無視されたフロスト先生も、最後には「お前達は鹿なのか!?」とあきれつつ、何か吹っ切ったかのように、青春を感じる夕陽へと生徒たちを連れて駆け出すのだった。
「映画の国」のビートン兄弟がプロデュースする映画作品という体をとるため、最後にはエンドロールが流れる。今回は登場していない王子たちもさすがの働きをしており、そんな小ネタにも歓声が上がった。
そして、今回のイベントの大きな目玉となったのが「夢100」の今後に関する重大発表。6月より実装されることになったメインストーリー第二部のプロモーション映像には、新たな国「トルークビル」のフレイグ王子(CV:森川智之)を始め、「ユメクイ」を使役するイザーク(CV:三浦祥朗)とルーファス(CV:阿部敦)という、まだ見ぬキャラクターたちの姿が……! 第一部が〝希望と絶望〟という概念的なものをテーマとしたのに対し、第二部では明確な敵が現れ、心のぶつかり合い、キャラクター同士の関係性がより深く描かれることが明らかになった。
フィナーレには、朗読劇に続くかたちで王子ひとりひとりからの甘いメッセージが告げられる。キャストからも3周年の喜びと、さらなる未来へ向けた意気込みが語られ、イベントは終演を迎えた。
▲フロスト役:新垣樽助
▲テオドール役:土岐隼一
▲楓、イヌイ役:佐藤拓也
▲アマノ役:小林裕介
▲アザリー、クレト役:山谷祥生
しかし、ステージは再び暗転。そこに映し出されたのは……なんと、続報が待たれていたTVアニメ情報! 2018年夏の放送を知らせるとともに、ティザービジュアルが解禁となった。さらに、作品のナビゲーターでもあるマスコットキャラクターのナビを演じる山下大輝からのビデオメッセージも流れ、熱い拍手が巻き起こったのだった。
メインストーリー第二部、そして、ついにTVアニメへ。現在173人を数えるという王子様たちがいざなう「夢100」の世界――。この先の展開が待ち遠しい!
「夢王国と眠れる100人の王子様」
WEB http://www.yume-100.com/
Twtter @yume100prince
「夢王国と眠れる100人の王子様 3周年記念イベントプリンスパレード」
日本消防会館(ニッショーホール)
2018年3月31日(土)
CAST
リド、アルマリ役:赤羽根健治
グレアム、スペルヴィア役:浅沼晋太郎
アマノ役:小林裕介
楓、イヌイ役:佐藤拓也
フロスト役:新垣樽助
ギルバート役:立花慎之介
イラ役:寺島惇太
テオドール役:土岐隼一
ウェディ役:古川慎
アザリー、クレト役:山谷祥生
MC:髭男爵 山田ルイ53世
(C) GCREST, Inc.
文●キツカワトモ
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